シネマ尾道で日系アメリカ人の証言を記録したドキュメンタリー映画3部作が上映


カテゴリ:イベント 事務局からのお知らせ | 投稿日:2017年01月19日

2月11日(土)に開催される1日限りのスペシャル講義、戦後72年「伝えたい生き様」〜心で学ぶ歴史、アメリカに渡った人々とその子孫たち〜 に関連する映画として、尾道駅前のシネマ尾道にて2月18日から1週間、すずきじゅんいち監督による日系アメリカ人の歴史的な証言を記録したドキュメンタリー映画3部作が公開されます。

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強制収容所へ向かう人々

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街に貼られたビラ

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星条旗を掲げる小学生たち

尾道自由大学では、映画を鑑賞した方同士で感想をシェアできる場も設けたいと思っています。近年、日本映画では『風立ちぬ』『この世界の片隅に』など、戦争をこれまで描かれて来なかった視点で描く作品に注目が集まっています。戦争中の本当の不自由や苦労を知らない私たちは、知識としての「戦争」ではなく、当時の人々の等身大の暮らしや気持ちを感じたいということなのかもしれません。これらの映画に描かれている人々の姿から何を想い、何を感じますか?

▼上映情報など詳しくはシネマ尾道HPをご覧下さい。

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2008年「東洋宮武が覗いた時代」

協賛:ジョージアラタニ
資料提供:東洋宮武スタジオ、国立公文書館
出演:アーチーミヤタケ、ジョージタケイ、ダニエルイノウエ、アイリーンヒラノ
概要:98分・ブルーレイ・カラー白黒・ステレオ
戦時中に日系人強制収容所に入れられた写真家東洋宮武を中心に描く日系人の物語。マイクシノダがエンドソングを歌う。
特徴:芸術文化振興基金、国際交流基金助成映画。日系史三部作映画の第一作

リンキンパークのマイク・シノダの歌うエンディング曲:

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2010年「422 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」

後援:日米メディア協会(朝倉巨瑞)
撮影:小渕将史、編集:水原徹
出演:ダニエルイノウエ、スティーブシミズ、ヒガタケジロウ、テッドツキヤマ、ローソンサカイ
概要:97分・ブルーレイ・カラー白黒・ステレオ
日本人の血筋という理由で強制収容所に入れられ、それにも拘らず、米国への忠誠を示そうと出征した兵士たちの物語
特徴:マウイ映画祭観客特別賞受賞、東京映画祭招待作品。日米で大ヒットを果たす

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2012年「二つの祖国で・日系陸軍情報部」

特別協賛:ポールテラサキ、プロデューサー:寺坂重人、 音楽:喜多郎
出演:ハリーアクネ、グラントイチカワ、 ドンオカ、タケジロウヒガ、ヒトシサメシマ
概要:100分・DCP・カラー白黒・ステレオ
米国でも長期間秘密情報部員と言う事で、極秘事項だった日系アメリカ人兵士の実態を描いた三部作最終映画
特徴:山路ふみ子文化賞、日本映画批評家大賞ドキュメンタリー映画監督賞受賞

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すずきじゅんいち監督HP
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この手紙には、どんな「想い」が込められていたのでしょうか。尾道は、広島県にありながら戦火をまぬがれたこともあり、当時の面影を今も感じることが出来るまちです。アメリカで日系アメリカ人の人々からバトンを受け取った牧原さんが今、尾道に住まわれているからこそ実現した上映会です。公開日には、すずきじゅんいち監督御本人も来られます。人から人へ、心で繋ぐ歴史。是非、尾道自由大学のスペシャル講義とシネマ尾道での上映会でお会いできることを楽しみにしています。

▼【スペシャル講義】戦後72年「伝えたい生き様」〜心で学ぶ歴史、アメリカに渡った人々とその子孫たち〜
 
  教授:尾道ゲストハウスみはらし亭・亭主 牧原秀雄
 
   日時:2月11日(土)
      13:30 開場 
      14:00 開始 – 16:00 終了予定
   場所:キャンパス尾道自由大学キャンパス(尾道市土堂2丁目9‐33 豊田ビル3F)
  授業料:2,000円(税込)(※大学生以下:500円)

  ーー>(講義詳細はコチラ)


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