講義レポート


微生物が生きる土に触れる


講義名:農夫のしごと | レポート公開日:2016年09月18日


近年、農薬・放射能・遺伝子組み換えや食品の大量廃棄・自給率の低下など、食にまつわるネガティブな言葉をよく耳にします。それらの言葉を聞くようになって、食べ物の選び方が変わってきました。元々、食への関心は高かったのですが、より一層、地産地消で安心・安全なものを選びたいと思うようになりました。私の実家は兼業農家で、農が身近だったことから、募集要項の農業に興味のある人、食べるものに気をつけている人、畑をやってみたい人、とあった、「農夫のしごと」の講義に興味を持ちました。講義当日は雨が降ったり止んだりの空模様でしたが、ワクワクと少しドキドキしながら尾道へ向かいました。キュレーターの蔦木さん、スタッフの古徳さん、村上教授とお会いしてその緊張はすぐになくなりました。

畑の上で学ぶ農夫のしごと
講義はスケッチブックを使った座学からスタート。廃菌床・炭素循環農法・学校給食への取り組みなどなどのお話をうかがいました。その後のフィールドワークでは、廃菌床を混ぜた畑や第1期の受講生がみんなで穴掘りをしたとうもろこし畑、そして、マスクメロンのビニールハウスの中を見せていただきました。驚いたのは、とうもろこしの害虫対策で、ドラム缶で沸かしたお湯を散布するというもの。そんな方法があったなんて、思いもよりませんでした。

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農夫の語る心理学のお話
マスクメロンのビニールハウスには、10月から収穫が始まるメロンがたくさん生っていました。お昼ごはん中も、微生物や土づくり、類人猿心理学という心理学の話で盛り上がりました。類人猿心理学は2つの質問で4つの類人猿グループに分類するというもの。面白いほどにその分類があたっていて、そうそう!わかるー!っとなりました。img_6888-1024x768

微生物の力で作られる土
昼食後には、村上教授が培養している土を実際にさわりました。土は発酵していて触るとと温かく、まさに微生物が生きている!と感じました。農作業は土作りから。廃菌床や土着菌を使った土作りは強い農作物を作る第一歩。農作業といえば肉体労働で大変・・・と思いがちですが、しっかり考えて工夫を重ねればそんなこと全くなさそう と村上教授の様子を見て思いました。

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これからは食と農に触れながら暮らしていきたい
空模様のおかげてフィールドワークがあまりできなかった分、農業のことはもちろん、村上教授が絵描きだった時のお話や自給率への思い等じっくりお話を聞くことができたと思います。私にとってはどのお話も大変興味深く、面白いものでした。今回の受講をきっかけに、より食と農を知っていき、いずれは自分で田んぼや畑を作って炭素循環農法を試してみたいです。

モノが溢れる時代、大量に作って大量に捨てられているのは食べ物だけではないと思います。大切に作られたモノを大切に食べたり使ったりすれば、もっと自然と共存できるんじゃないかな・・・なんてことも考えされられる「農夫のしごと」でした。

(農夫のしごと 第3期卒業生)

講義名
農夫のしごと
定員
6名
日程
11月12日(日)10:00~17:30
開講決定日
11月5日(日)まで受付中※開講決定日について
授業料
6,000円(税込) (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
因島の畑
※集合場所:ONOMICHI DENIM SHOP前(広島県尾道市久保1丁目2−23)
教授
村上智規
キュレーター
高野哲成
持ち物、その他注意事項
畑作業をしますので、動きやすい格好でお越しください。
別途費用として、因島への交通費500円、昼食代1,000円程度が掛かります。
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