海苔師の暮らし
海と島学部


海苔を愛する人と味わう、海苔の物語


日程
2月18日(土) 9:00~16:30
授業料
6,000円(税込)
キャンパス
マルコ水産,広島県福山市内海町(田島)
教授
兼田敏信
キュレーター
港の編集室
開講決定日
開講決定!2月15日(水)まで受付中

講義内容

日本の食文化に欠かせないヒーロー
おにぎりや海苔巻き、おすし屋さんの軍艦巻きや白ご飯のお供の佃煮など、日本の食シーンに当たり前のようにある海苔。海で採れる海藻という知識はあっても、どのように作られているか知っていますか?

今の時代、手軽に手に入るようになった海苔ですが、かつては高級品でした。なぜなら、海苔の生態にわからないことが多く、養殖が難しかったからと言われています。海苔は非常に小さな胞子からできていて、気温や水温、日照時間などのあらゆる条件がそろわないと発育せず、それらの条件がわかるようになったのは1950年代のこと。以降は、海苔の大量生産が可能になり、コンビニやスーパーでも“おにぎり”が売られるようになりました。海苔をつくるためには、あらゆる自然の条件を観察しながら育てるための、知識と経験が求められるのです。

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海苔、それは栄養の宝庫
こうして身近な食材になった海苔は、非常に栄養バランスが取れた食物でもあります。昆布やワカメに比べても、タンパク質の含有量は抜群。「海の大豆」とも言われ、日本人に親しまれてきました。さらに、ビタミンA・ビタミンCが極めて多く、ビタミンB群や葉酸も豊富に含まれているなど、ミネラルやビタミンの宝庫なのです。それゆえ、血圧降下や保湿作用、抗酸化作用、血糖値抑制といった効能があり、健康にもよいと言われています。この講義では、海苔を好きにならずにはいられない、海苔の奥深い世界に迫っていきます。

県内で1番の海苔の産地、内海町
講義の舞台は、尾道自由大学からも程近い福山市内海町の田島。目の前に穏やかな瀬戸内海が広がる田島は、海苔の生産量が広島県全体の8割を占めており、県内でも1番の海苔の生産地。ここでは、海苔の養殖から板海苔の加工までを行っています。

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この島で、海苔の養殖が始まったのは昭和42年。内海町の海苔業者さんは「浮き流し式養殖」にいち早く取り組みはじめました。収穫した海苔を、その日のうちに板海苔まで加工し、1日で約20万枚生産できる大型の機械を導入するなど、時代の変化と世の中のニーズに適した在り方に向き合いながら、より質の高い海苔づくりに創意工夫を凝らしています。

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また、豊後水道・紀伊水道がぶつかる、この備後灘(びんごなだ)で育った海苔は色が濃く、艶もいいのが特徴。少し厚めに漉いている内海町の海苔は破れにくく、噛みごたえや風味があるため、海苔巻きやおにぎりに最適なのが自慢です。

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海苔師に学ぶ、海苔のこと
教授は、海苔を自家養殖、製造から販売までを一貫して行っているマルコ水産の海苔師、兼田敏信さん。海苔師とは、海苔養殖に取り組むプロフェッショナルを指します。兼田さんは、海苔の養殖、収穫はもちろん、生産設備のメンテナンスまで自ら手掛けられ、より良い海苔づくり、販売に情熱を注ぐアイデアマン。また、六次産業化や他者との商品開発など、海苔の魅力を広げるために、日々情報収集と研究を重ねています。中でも、品質が最も良いとされる“初摘み海苔”のみを、刈り取ったままの状態で使用し、地元の保命酒みりん、小豆島の本醸造醤油、香川の和三盆糖で煮込んだ生海苔の佃煮は、2016年に「福山ブランド」に認定されるなど、その商品開発への姿勢が高く評価されています。

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海苔ができるまでのストーリーを学ぼう
まず、本講義では海苔のつくり方を学んでいきます。海苔づくりの工程は、私たちが知らないことばかり。“水車でグルグル種付け?”“日照時間が関係している?”“気温が重要?”“海苔網を冷凍する?”など、それはもう驚きの連続。

海苔の収穫船で、収穫シーズン真っ盛りの現場を訪れる体験もします。大きな収穫船で、次から次へと海苔を刈る収穫風景、あなたの目にはどのように映るでしょう。昼食は、海苔師の賄い料理をいただきます。もちろん、海苔をふんだんに使っています。一連の海苔ができるまでのストーリーを感じながら、実際に手で海苔を漉いて、マイ板海苔をつくる体験など盛りだくさん。

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あなたの暮らしに身近な海苔ができるまでの裏側。そして、なかなか触れることがない海苔師の暮らし。本当に美味しい海苔を届けるために、工夫を積み重ねている海苔師のみなさんの想いを伺います。その工夫の背景には、専門的な技術や企業努力だけではなく、家族で支え合いながら経営しているマルコ水産ならではのチームワークも感じることができるでしょう。海苔の未来、そしてこれからの働き方や家族のあり方を一緒に考えましょう。

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■プログラム内容

9:00‐10:30
「海苔収穫の現場を体感しよう」
・自己紹介
・収穫船に乗って、海苔漁へGO
※気候や海苔の生育状況によりプランを変更する場合あり

10:30‐12:00
「海苔が商品になるまでを知ろう」
・海苔の養殖方法を学ぶ
・海苔の加工場を見学

12:00
《昼食》 海苔師の賄い料理を食べよう(予定)

13:30 – 15:00
「マイ板海苔をつくろう」

15:00 – 16:30
「海苔師の暮らしを知ろう」
・生海苔、一番摘みの海苔、二番摘みの海苔の食べ比べ
・海苔師の想いを伺おう
・地方ならではの働き方について伺おう

こんなかたが対象です。

  • 海苔が好きな方
  • 内海町や島の暮らしに興味がある方
  • 地方ならではの働き方に興味がある方
  • 家族のあり方に興味がある方
  • 地元ならではの食材に興味がある方
  • 食について考えたい方

講義計画

第1回

1日限りのスペシャル講義です

第4回

1日限りのスペシャル講義です

講義名
海苔師の暮らし
定員
15名
日程
2月18日(土) 9:00~16:30
開講決定日
開講決定!2月15日(水)まで受付中 ※開講決定日について
授業料
6,000円(税込) (全1回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
マルコ水産,広島県福山市内海町(田島)
教授
兼田敏信
キュレーター
港の編集室
持ち物、その他注意事項
※汚れても良い服装、軍手、エプロンをご用意ください。
※天候によって、内容が一部変更になる場合があります。予めご了承ください。
※船に乗車するので、防寒を徹底し、酔い止め等が必要な方はご用意ください。(体調により乗船できない場合も対応しますのでご相談ください)
※送迎が必要な方は対応しますので申込時にご連絡下さい。送迎場所と時間について、集合:8時 福山駅改札前(在来線)、解散:17時30分 福山駅前地下送迎場予定

次回開講日程の問合せ

講義レポート


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