講義レポート


あなた自身が愉しめると思う移住論を考える


講義名:移り住むという暮らし方学 | レポート公開日:2014年08月16日


前半が終了して3週間後、再び尾道駅に集まった、移り住むという暮らし方学第2期生の6名。まずは「NPO法人尾道空家再生プロジェクト」代表理事の豊田さん、新田さんにお会いし、「尾道で暮らすコツを知る~人間関係、仕事、衣食住~」「How to 家さがし」についてお伺いしました。

海外旅行の添乗員としてヨーロッパなどを度々訪れ、歴史が刻まれた町なみや景観を生かしながら、今の生活を楽しんでいる町の素晴らしさを実感していた豊田さん。尾道にUターンされ、住人を失った尾道の魅力的な家々を再生し、新たな活用を模索するプロジェクトを立ち上げ”他にはない尾道らしい町づくり”を展開されています。

北村洋品店

「尾道の山手は、坂が多くて生活には不便な場所。でも、それこそが守るべき尾道らしい町なみ。そこにある空家に移住者が生活することで、景観が保たれるだけではなく、コミュニティの崩壊を防ぎ、お年寄りを見守る福祉的メリットもある。」都会のマンションとは違い、家が接し、どんな人が周りに住んでいるか、何をしているか、すぐにわかってしまいます。完全にプライベートを守るのは難しいけれど、ハードでは得られないセキュリティ機能をコミュニティが内包していると豊田さん。

尾道はみなと町で、昔から人の往来が多く、新しいものにあまり抵抗がない風土がある。そして、地元を愛してUターンしている人も多くいる。そういった人が、Iターンの人と地域との良い繋ぎ役になっているそうです。

移住には転職もつきもので、移住した方々の中には、自分のお店をオープンする方も多くいらっしゃいます。開店準備をする段階で、口コミで既にファンがついている―そんなお店づくりができるのも、コミュニティがしっかりしている尾道ならでは。私も一住民として、個性的なお店が増えることで、選択肢がある幸せを実感しています。

まちなか

NPO法人尾道空家再生プロジェクトでは、尾道市から委託を受けて、「尾道空き家バンク」も運営しています。また、空き家の再生をセルフビルドでやりたいという方のお手伝いをする「尾道暮らしサポートメニュー」も行っています。

空き家バンクは今や全国各地にありますが、尾道の特徴は、使える空家が商店街のすぐそばにある、ということ。暮らす自分も尾道の大切な風景の一部になる…そんな想像をしながら、お話を伺いました。

 あなごのねどこ

最終回は、「これまでの講義を通して、自分が愉しめると思う移住論を考える」という総集編。ゲストは島根県浜田市で地域プロデューサーをされている、(株)シネマプロモーションの代表取締役、三浦さん。今日一日受講生と一緒に講義に参加された三浦さんには、この「移り住むという暮らし方学」を通して感じたこと、そしてこれから「どういう風に暮したいか、どういうふうに生きたいか」という根本的なことについて、参加者の想いを深掘りしていただきました。

まとめ

移住について考えることは、目的ではなくて、手段のひとつなのかもしれない。1期生の私がそうだったように、この講義を通して、受講生は頭の中のもやもやが少し晴れて、シンプルに考えられるきっかけができたのではないでしょうか。これから卒業生がどんな選択をしていくのか、とても楽しみです。

卒業

講義名
移り住むという暮らし方学
定員
10名
日程
第1回 5月21日(土)10:30-12:00 
第2回 5月21日(土)13:30-15:00
第3回 5月21日(土)15:30-17:00
※21日の夜は、交流会を予定
第4回 5月22日(日)10:30-12:00 
第5回 5月22日(日)13:30-15:00
第6回 5月22日(日)15:30-17:00
第7回 6月18日(土)10:30-12:00  
第8回 6月18日(土)13:30-15:00
第9回 6月18日(土)15:30-17:00
開講決定日
開講決定!5月18日(水)まで受付中※開講決定日について
授業料
15,000円 (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学キャンパス、尾道の町、尾道の家
教授
小川香澄
持ち物、その他注意事項
1日目の講義終了後(18:30〜20:30頃まで)に、ゲストや町の方々との交流会を予定しています。
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