香る風景学
暮らしと環境学部


みかん農家に学ぶ、香りのある暮らし


日程
07月29日(土) 10:00~17:00

集合場所
尾道の場合:尾道駅 9:00集合
現地の場合:大三島BS(道の駅多々羅しまなみ公園)9:45集合
授業料
8,000円(税込) 
キャンパス
大三島 島香房
〒794-1401
愛媛県今治市上浦町盛1325
教授
松田康宏
キュレーター
古徳信一
開講決定日
7月14日(金)まで受付け中

講義内容

記憶と香りのフシギな関係
わたしたちは毎日、たくさんの“香り”に包まれながら生活をしています。朝のトーストが焼ける香り、本屋さんの新しい本の香り、雨の時の地面から漂う香り、夏の潮風の香り、小学校の教室の香り・・・。さかのぼってみると、わたしたちは数えきれないほどの“香り”に出会っているのがわかります。そして、好きな香り、嫌いな香りは人それぞれ。自分にとっては心地よくても、他の人にとってはそうではないことも、よくあります。

嗅覚は、五感の中で唯一、怒ったり、喜んだり、哀しんだりする感情や本能に直接つながっていると言われ、香りはわたしたちの記憶にも強く作用していると言われています。たとえば町を歩いていて、ふと懐かしい香りがして、それにまつわる幼いころの出来事や風景を思い出してしまうことはありませんか。これは「プルースト効果」といい、ある香りを嗅ぐことで、昔の記憶が鮮明に呼び起される、ちょっとフシギな現象です。

香りが人に与える影響には、まだまだ知られていないヒミツが隠されているようです。暮らしの中の香りを意識し、自分の嗅覚にちょっとだけ気持ちを向けることで、好きな香りや必要な香りをみつけることができ、日常をより豊かにすることができるはず。

柑橘から香りの抽出をしている教授から学ぶ
教授は大三島に移住して、農薬や化学肥料を使わず、おひさまと潮風の力を借りて柑橘(温州みかん、はっさく、大三島ネーブル、いよかん、レモン等)を栽培する松田康宏さん。移住して、自然に生かされているという感覚になり、大三島は四季を通して多彩な香りにあふれた島だと感じ始めたそうです。そして、ポルトガルの伝統工芸品である水蒸気蒸留器を手に入れ、はっさく、みかん、レモンなどの柑橘の香りの抽出を始めました。現在ではシトラス&アロマ「島香房」という小さな蒸留所を作り、無農薬柑橘のエッセンシャルオイルやせっけんなどを作り、島の豊かな恵みとしての農産物や旬なアロマをお届けし、心と体に優しいライフスタイルを提案されています。

商品

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香りの木である柑橘をまるごと楽しんでみよう
「同じはっさくでも果実の皮、花、葉っぱの部分でそれぞれ香りが違います」と教授。ビターオレンジ(和名:ダイダイ)は、”香りの木”と呼ばれ、春に咲く甘い香りの花はネロリとして、ウッディーで木香のある枝葉はプチグレンとして、成熟果の甘酸っぱい香りの果皮はビターオレンジ精油として、季節ごとに異なる作用を持つ精油が採れ、その香りを楽しむことができるそうです。それは、はっさくやレモンなどの他の柑橘の木でも同じです。

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気持ちを香りで表現してみる
この講義では、まず“香り”と“人の記憶”の関係を考えていきます。そして、柑橘の種類ごと、花や葉っぱや皮などの部位ごとに香りをかぎ分けながら、その違いについて感じてみましょう。教授の栽培する自然豊かな柑橘の畑に行き、香りの原料となる花や葉っぱを摘み、水蒸気蒸留器を使って抽出してみます。自分の気持ちを香りで表現するために、バスソルトづくりしてきます。香りを贈りたい人を思いながら、その人にどんな香りがぴったりか考えながら、作っていきます。

最後の講義ではこれまでの学びを通して、香りに対して自分がどんな感じ方をしているか、一緒に考えていきます。受講後は、暮らしの中の香りと向き合いながら、今の自分に必要な香りや心地よくなる香りを見つけ、自分と香りのよい関係がつくれるようになるはずです。

 

■プログラム内容

時間 10:0017:00(間に休憩あり)

 

・フィールドワーク 

「香りを抽出してみよう」
畑で香りの原料(柑橘の葉っぱ)を採集し、蒸気蒸留法による香りを抽出してみます。抽出した香りはフローラルウォーターとしてお持ち帰りできます。

 

「香りを表現してみよう」
・アロマオイルを利用して、オリジナルの香りでアロマ・バスソルトづくり。容器にはデコレーションをして、大切な人や自分へのプレゼントにしてみましょう。

 

「振り返り」

 

(第2期募集開始日 2017年4月 27日)

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こんなかたが対象です。

  • 香りに興味がある方
  • 香りの抽出をしてみたい方
  • 柑橘の香りが好きな方
  • 思い出の香りがある方
  • 香りで暮らしを豊かにしたい方
  • 島の農業や暮らしに興味がある方

卒業者の声

  • 大三島の柑橘類の精油も多様で、香りの特徴を把握できたことや水蒸気蒸留法の柑橘が珍しいので、実際に香りを嗅ぐことができたことが良かったです。精油を抽出するのにこれだけ手間が掛かり、作り手の労力や、自然の有難さなども、実感しました。
  • 身近にある、国産の精油をもっと知り渡ってほしいなと思いました。自分の仕事にも、ゆくゆく、大三島の柑橘精油を取り入れられたらいいなと思います。
  • 大三島でアロマを作っている方がいるということ、珍しいアロマを作っているので、興味を持ちました。畑でレモン葉っぱ摘んで香りの抽出を出来たことが、楽しかったです。 これからは大三島のアロマを使って、キャンドルを作っていきたいと思います。
  • これからは日常生活の中に、柑橘の香りを取り入れたり、物を買うとき、作られた過程に着目するようにしていきたいと思いました。

講義計画

第1回
講義名
香る風景学
定員
8名
日程
07月29日(土) 10:00~17:00

集合場所
尾道の場合:尾道駅 9:00集合
現地の場合:大三島BS(道の駅多々羅しまなみ公園)9:45集合
開講決定日
7月14日(金)まで受付け中 ※開講決定日について
授業料
8,000円(税込)  (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
大三島 島香房
〒794-1401
愛媛県今治市上浦町盛1325
教授
松田康宏
キュレーター
古徳信一
持ち物、その他注意事項
・別途、フィールドワーク交通費(1,000円程度)、ワークショップ材料費(1,000円程度)、昼食代(1,500円程度)がかかります。
・畑での作業があるため、長袖、長ズボン、動きやすい靴の用意をお願いします。
・宿泊が必要な方は、大三島の宿泊施設をご利用いただくのが便利です。

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