講義レポート


PAPERSKY×尾道自由大学


講義名:おのみちの台所 | レポート公開日:2014年06月03日


尾道自由大学では、気軽に参加してもらえる1DAYプログラムも企画しています。今回は、雑誌PAPERSKYさんのサイクリングツアーイベント“TOUR DE NIPPON”が尾道にやってくるということで、コラボレーション企画として「おのみちの台所」という、尾道の豊かな食材に触れ、調理し、それを美味しくいただくスペシャル講義を企画しました。

今、尾道にあるもので調理してみよう‐minokamoワールド-

今回の教授は、料理家であり写真家の、minokamoこと長尾明子さん。今回は1日の特別講義ということで、食材の手配から調理、そしてサーブまでを一気にこなすハードなプログラム。
長尾さんは、地方のイベント、企画食堂、ともだちの家など、“その時、その場所でめぐり会った食材”でさっと料理を作ります。「なにげない日常の場所を、料理を通して楽しい場所に。みなさんが『おいしい!』と感じるような素敵な料理と幸せな時間のきっかけを作れたら」と活動されています。
友人が住んでいらっしゃるご縁で、7年前から尾道を訪れてくださっています。翌日に向島洋ランセンターで開催される「向島洋ランピックニック」でランチを提供されるというのに、今回の講義も引き受けてくださいました。パワフル!
集まったのは、遠くは埼玉から地元尾道まで11名。翌日のTour de Nippon in Onomichiに参加される方も多くいらっしゃいました。このメンバーで、長尾教授のもと、夜のフード&トークイベントに参加する40名分のごちそうを「今、ここ尾道にあるもの」で作ります。

尾道の旬の食材、大集合

朝8時の尾道の海岸通り。そこには尾道名物「晩寄りさん」が待っていました。獲れたての魚を夜中から捌き、新鮮できれいに「しご(捌くことを指す)」をした状態でお客さんに提供するお母さんたち。

タイ、タコ、地エビ…キラキラ光る海鮮を目にした長尾さんは、料理のアイデアがむくむくと湧いてきたようです。
11時にキャンパスに集まった受講生たちは、一路向島へ。地元給食に野菜を収めている熊八屋さんの人参、大元さんのピーマンを収穫に伺いました。一面の人参畑を前に、2㎏収穫の予定が8㎏も収穫。青空のもとでの収穫はとても楽しかったようです。その場でかぶりついた人参もピーマンも甘く、ルーカス編集長をはじめみんな驚きの表情でした。

おのみちの台所、始動!

キッチンのレンタルができる、海岸通り沿いのシーフードレストランminnowさんの調理場をお借りして、さっそく調理スタートです。

事前に長尾さんが用意くださったメニューのイラストを片手に、出来上がりを想像する受講生たち…。すでにおいしそうです。でも初めて作る大量の料理。おむすび班、サラダ班、ドレッシング班などに分かれ、限られた時間の中で一生けん命調理に励みます。調理しながら披露される長尾さんの料理ワンポイントレッスンは、日常の料理にすぐにでも取り入れられそうで、楽しく貴重な学び時間でした。
次々と出来上がる料理が、所狭しとテーブルに並べられていきます。赤、緑、黄色…旬の新鮮な食材を使った料理は、色もカラフルです。大きな葉っぱを敷いたり、生き生きした盛付も学びどころですね。およそ3時間でおよその目途がついたところで、休憩!


教授の許しをいただいて、ビールで乾杯です。

尾道の食と今を語る

夜はいよいよ、ワークショップで作り上げた料理をいただきながらのトークイベントです。日本中を歩いて取材している雑誌PAPERSKY編集長のルーカス・B.B氏、尾道自由大学の校長で毎週のように東京から尾道に通い続けて1年が経つ中村校長、そしてワークショップから引き続きminokamoこと長尾明子氏の3名が、今注目を集める尾道について、それぞれの切り口から語り合いました。料理の数々は、いま、ここ尾道にある旬の食材を活かした料理。参加者が思い思いに取り分けたお皿も、彩りよく食欲をそそるものでした。

最後に、ゲストの方々の言葉から溢れ出た尾道の魅力を、少しだけご紹介します。
ルーカス氏
「尾道の街のサイズ感、人との近さがとても良い。何度か通うと、少し街を歩いても知り合いに出会える。世界の他の街で例えると、サンフランシスコのような雰囲気がある。尾道に住んでいる人は、『ここにいたい』という気持ちが強くて、仲間が集まって、ここをもっと良くしたいと思っている。そんな尾道の空気感が魅力。」

minokamo氏
「尾道は今回で7回目の訪問で、来るたびに仲間が増えていく。再会するたびに、どんどんその方々がよい方向に変化していてうれしい。人との繋がりができるのと同時に、以前は点だったおもしろさが繋がって、楽しいことが増えている。尾道全体が膨らんでいるような感じがする。それは、尾道の『土地力(とちぢから)』が影響しているのだと思う」

中村校長「一口で『おのみち』と言えないくらい、実は島ごとに違った雰囲気を持っている。しまなみ海道のように長いいくつもの橋を自転車で渡ることができるような場所は、世界でも稀。まるで鳥になったような気分が味わえる。」

▼PAPERSKY tour de Onomichi http://www.papersky.jp/tour/onomichi/
▼minokamo PAPERSKY FOOD club×尾道自由大学 ワークショップ「おのみちの台所」無事楽しく終了しました! http://minokamo.info/news/783/

講義名
おのみちの台所
定員
ワークショップ限定10名/フードイベント限定40名
日程
【PAPERSKY FOOD club×尾道自由大学 特別講座】
①ワークショップ:5月31日(土) 11:00-17:30(食材調達は11:00頃〜、調理実習は15:30頃〜を予定) 
②トークイベント:5月31日(土) 19:00-20:30
開講決定日
開講決定!5月26日(月)まで受付中※開講決定日について
授業料
  • ①5000円(ワークショップ+トーク/フード付き)※申込終了しました
  • ②3000円(トーク/フード付き)
  • (全5回/税込) ※事前銀行振込
    キャンパス
    OU2、尾道のキッチン
    教授
    長尾明子ルーカス・B.B.
    中村真
    キュレーター
    小川香澄
    持ち物、その他注意事項
    プログラム内容は、現地事情等により変更になる可能性があります。お申し込みの際に、①ワークショップ、②トークイベントのどちらの参加希望かを明記してください。
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