講義レポート


金継ぎの真髄とは?


講義名:愛しの金継ぎ学 | レポート公開日:2016年05月09日


こんにちは。第二期『愛しの金継ぎ学』講座受講生の石田です。金継ぎには以前から興味がありました。大切に使っていた器が壊れた時、自分で修復ができるのは素晴らしいことです。移住した周防大島でキュレーターの白鳥さんと出会い、本講座を知り、尾道自由大学にご縁ができたのが不思議です。

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金継ぎの真髄
本講座を受講して理解した金継ぎの真髄は、技術論もさることながら、壊れてから久しく途絶えていた持ち主の『心』と『モノ』である器皿を再び継ぐ(つなぎ合わせる)ことにあると実感しました。唇が接する辺縁部の欠けた湯呑みや水が漏らなくなった蕎麦猪口が修復を終え食卓に復帰し、生活の一部になり、ますます愛着がわいてくる。そのプロセスを楽しみ完成させてゆく体験でした。

技術的に学んだこと
小麦粉グルテンの接着力も借りて破片を継ぎ、欠損した部分を砥ノ粉を混ぜた錆漆のパテで補い竹べらで成形していく。オリジナルの形状に近づくよう砥石で水研ぎを繰り返す。こうした一連の流れを漆に精通した漆芸家の手技を見ながら学ぶことができるのは貴重な体験でした。破片同士の接着に想像以上に時間を要すること、修復の各段階でしっかりと線描ができることが大切であることを学びました。また平滑面を研ぎ出すことの大切さは消粉(金粉)を乗せて初めて理解できました。

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かぶれ
今まで漆にかぶれたことは一度もなかったのに、受講3回目にして顔、唇、両腕がむくみ痒みが襲ってきました。挑戦する方々は、くれぐれもご用心を。

黒漆を塗る田代先生のストローク。

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消粉(金粉)を真綿でのせていく。

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最終日、こんなお茶目なゲストが加わりましたよ。

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本講座で学んだ技術でよみがえった器の数々。

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(text:愛しの金継ぎ学 第2期 石田俊文)

講義名
愛しの金継ぎ学
定員
8名
日程
第1回 10月28日(土)10:30-12:00
第2回 10月29日(日)10:30-12:00

第3〜5回の日程は、受講生の皆さんで相談の上決定します。曜日は土 or 日曜を予定しています。
開講決定日
10月6日(金)まで受付け中!※開講決定日について
授業料
20,000円(税込) (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学メインキャンパス
教授
田代京子
キュレーター
高野哲成
持ち物、その他注意事項
※教材費(道具一式と材料の漆)として、10,000円程度かかります。第1回の講義のときに、揃えていただきます。
※金継ぎしたい器を各自ご持参ください(ただし、釉薬がかかっていない素焼きのもの、時代の古いもの、大きな欠片のあるものは高度な技術が必要になりますのでご遠慮ください)。事前準備として、第1回までに破損部分を歯ブラシ等で磨いて細かい破片を取り除いたうえ、中性洗剤で丁寧に洗い、3日以上乾燥させておいてください。
※器がない場合はこちらでご用意いたしますのでお申し出ください。
※講義で漆を扱います。かぶれる可能性がありますので、肌の露出を控えた服装での受講をお勧めいたします。
※第1回にはカッターナイフや小刀、第2回、第3回には習字の小筆を持参ください。
※第3回、第4回の後には宿題として各自作業がございます。
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