スパイスは名脇役
映画でいうなればスパイスは名脇役。
そして、名脇役は素晴らしい主役(尾道[地域]、関わる人々[人]、食材)を輝かせることができます。
100種類以上あるスパイスの味や効能、歴史などの知識を武器に、あなたの周りにある”主役”をもっと輝かしていきましょう。本講義は、インドカレーが好きならご存知のスパイス料理研究ユニット「東京スパイス番長」のメタ・バラッツさんを教授にお迎えし、スパイスの歴史・効果効能・使い方などをインド人の教授(日本語)により、惜しみなくお伝えします。よく使われる基本のスパイスを習い、使い方を身に着けて、尾道の旬の食材をテーマに四季折々のスパイス料理を作ります。
×(かける)スパイスの可能性を探ろう
私たちの食卓に、主食とメインの他に煮物、汁物、お漬物などが添えられるように、スパイス料理にもメインのカレーを盛り立てる、気軽に作れる様々な副菜があります。スパイスや食材というのは本来自由に好きなように活かすことができるもの。尾道自由大学という1つの枠に収まらない場所で、様々な個性豊かな仲間たちとスパイスというツールを通じて交流がはじまれば、いろいろな発想、新しい可能性が出てきて面白いものをより面白くできると思うのです。
尾道を舞台に、尾道が持つ場所の魅力、日本の四季が生み出す食材の魅力を、スパイスで引き出してみませんか。
作るメニューはこちら
四季を通して開催予定のこの講義、毎回食材の旬や気候にマッチするスパイス料理を作ります。メインは「肉」「魚」「豆」が主役の3種のカレー、副菜は季節の野菜のお惣菜。今回の夏の陣は、肉:コリアンダーチキンカレー&ジンジャーポークカレー、魚:トマトとタマリンドの夏フィッシュカレー、豆:ラッサム、夏野菜のお惣菜数種。暑い夏にぴったりの、スパイシーで旨味たっぷりの料理ばかりです。
-この講義のおもしろみはココにある-
・スパイスの味、効能の基本がわかり日常生活に活かせます。
・レストラン、カフェなどのメニューが増やせます。
・食材×スパイスで様々な可能性を連想でき地域発展の一助になります。
・スパイスの歴史を学ぶことで世界との交流、世界史がより身近に感じられ
ます。
・人生が豊かになります。
・人に話したくなります。
・自分たちの故郷の素材に目を向け、可能性を探る経験ができます。
・故郷が好きになれます。
(第2期4月18日募集開始)
まず、インドのスパイスの歴史やスパイスの効能を生かしたインドの伝統医療について紐解き、スパイスの世界への扉を開きます。クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパーをはじめとした、講座で使うスパイスを実際に触って、香りを確かめてみたり、保存方法など扱い方のの基礎知識や歴史、特徴、効果効能、使い方などを詳しく学びます。
基本的なカレーの作り方から理論までを学び、季節の野菜や魚介類など旬の食材をスパイスでどう調理するか、話し合います。
いよいよ本格調理です。肉、魚、野菜(豆)を使ったカレー、サブジ(炒め物)等の調理デモンストレーションと試食を行います。スパイスを入れるタイミングや、その理由などを調理プロセスに沿って分かり易く解説します。スパイスのうんちくも、盛り沢山です。