講義レポート


大切なのは、ルールに捉われずに楽しむ心と少しだけの想像力。


講義名:盛り付けデザイン学 | レポート公開日:2015年10月01日


「盛り付けデザイン学」第4期 卒業生のタカノテッセイです。「盛り付けデザイン学」第4期は、2015年9月12−13日に尾道自由大学キャンパスで開講されました。

僕が、この講義の存在は知ったのは一年以上前。ずっと気になっていたのですが、講義ページやFacebookページで見る皆さんのレベルが高く、申し込むのをためらっていました。でも今回、尾道への移住を機に、思い切って受講してみました。このレポートを通して、受講した感想を自分なりにお伝えしようと思います。

僕のように「料理もあまり得意ではないのに、盛り付けなんて」、「周りの人みたいに上手く出来なかったらどうしよう」こんな風に思って二の足を踏んでいる方も多いのでは?と思いますので、そんな方への参考になれば嬉しいです。

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講義1日目は、まず自己紹介から。この講義を受講した理由をそれぞれ発表します。皆さん、「陶芸作家さんの手仕事の器を活かした盛り付けを出来るようになりたい」、「子どものお弁当や料理を素敵に盛り付けたい」、「お弁当やケータリングに、学んだことを活かしたい」、「飯野先生の講義を、尾道で受講したい」など様々。

その後、飯野先生のポートフォリオを見せて頂きながら、“盛り付けデザインでどんなことが出来るのか”、アイデアや考え方を学んでいきます。そして、みんなで街に繰り出し、地元の食材をふんだんに使った“こめどこ食堂”でお昼ご飯を食べました。戻ったあとは、何はともあれ、手を動かしてみましょうということで、予め用意された尾道の旬の食材(野菜や果物)を使い、飯野先生が用意してくださったお皿に実際に盛り付けを体験。食材を絵の具に見立てて自由に描きます。好きな色のイメージ、食べてみた味や食感、包丁で切って見えた形、色々な要素を感じながら、自由にお皿に盛り付けていきます。

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完成したものの写真がこちら。同じ食材を用いても、それぞれのお皿に個々の世界観が表現されています。
蛍光灯に照らされたテーブルから窓際に移動して、それぞれが表現したかったこと、こだわったポイントなどを発表し、発表を聞いた人も感想をフィードバックします。その後、飯野先生から講評を頂き、改めて自分の作品と向き合います。

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特に印象的だったのがこの一皿。もともと魅力的なかわいい作品だったのですが、もともとのお皿の下にもう一枚大きな赤いお皿を敷くことで、ぐっと表情が引き締まり、余白の活きたバランスの良い構成に。このように、自由な発想で楽しむことで盛り付けの印象は大きく変わるということを学びました。

講義2日目は、自分の好きな器を持ち寄り、その上に尾道ならではの食材やお惣菜を盛り付け、みんなで1つのパーティーテーブルを演出します。

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僕は、尾道に来る前に住んでいた西粟倉村でお世話になっていた方から選別に頂いたカッティングボードを持参。「木工房ようび」さんと「FURERU」さん。どちらも職人さんから直接頂いたもので、一生の宝物です。

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受講生一人一人が楽しみながら、役割分担でお皿を完成させていきます。料理の得意な受講生のおキキさんはスープとサラダを料理。尾道自由大学のスタッフのおたまさんもお手伝い。教室に美味しそうな香りが広がっていました。

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スープの重ね煮をする前のお鍋も美しい色彩の作品に。素材→料理→食べるという変化を楽しむのも盛り付けデザインの醍醐味。

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そして完成。尾道の街に繰り出し、食材やお惣菜など食べ物を買うチームと飲み物を買うチーム、それぞれのチームが街で出会った、美味しいものや面白いものたち。そして、盛り付けデザイン学の卒業生の民子さんから韓国のり巻き、街の乾物屋さん藤本さんから魚や海老の乾物の差し入れも頂き、華やかなパーティーテーブルが出来上がりました。考え込むのではなく、手を動かしながら自由に発想し、色々な組み合わせを試してみる事で、徐々にイメージが膨らんでいきます。ワイングラスにお酒ではなく、きれいな色のお菓子のカクテルを盛り付けたり、庭に生えている草花をアクセントに加えたり、自分一人では思い付かないような発想が出てくるのも講義の醍醐味かもしれません。ここで学んだことの一つ、どのお皿も同じような高さに盛り付けるのではく、高低差を上手く表現することで、テーブルの印象がとても良くなるということは、実生活でも是非実践してみたいと思います。

まとめ
このように、レクチャーと実践がバランスよく構成されていて、週末2日間でもしっかり、盛り付けの考え方やセンス、アイデアが学べるようになっています。僕のように、料理があまり得意でなかったとしても、ルールに捉われずに楽しむ心と、少しだけの想像力さえあれば、必ず楽しむことが出来ると思います。そして、ここで得た感覚は日常の様々な場面に活かせると思います。僕は、これから庭づくりに活かしてみようと画策しています。
最後に、忘れては行けないのが受講生の皆さんとの楽しい時間。はじめましてから最後のさようならまで、終始、和やかな雰囲気。これは、尾道の開放的な雰囲気の中で自然とリラックスした気分になるせいかもしれません。

(text:盛り付けデザイン学 第4期卒業生 高野哲成)

講義名
盛り付けデザイン学
定員
10名
日程
第1回 3月11日(土)10:30-12:00
第2回 3月11日(土)13:00-14:30
第3回 3月11日(土)15:00-16:30
第4回 3月12日(日)12:00-14:30
第5回 3月12日(日)15:00-17:00
開講決定日
開講決定!3月4日(土)まで受付中※開講決定日について
授業料
20,000円(税込) (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学キャンパス
教授
飯野登起子
キュレーター
港の編集室
高野哲成
持ち物、その他注意事項
別途、盛り付けデザイン食材費1000円、パーティー材料費1500円がかかります。盛り付けに使用したいお皿や食材がある方は、各自ご持参ください。
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