今や全国各地にある産直市やマルシェ。新鮮で安くて、旬の野菜や果物、さらにはその加工品などが並んでいます。週末は近くの産直で1週間分の買い出しをしている、旅先ではついつい立ち寄って、その土地ならではのものを探してしまう。そんな方も多いのではないでしょうか。
一方、産直の運営や生産者側に立ってみると、季節のものを並べているので、どうしても周りの産直と似た品揃えになってしまう、美味しいのに馴染みの薄い野菜は売れにくい、せっかく美味しくできたお惣菜も、なぜか手に取ってもらえない…そんな悩みを抱えている方もいるのでは?
産直に行ったとき、目に飛び込むのは新鮮な野菜や果物の放つ鮮やかな色や形。見たときに、誰と、どうやって食べるか想像してしまいます。でも、もしかしたら、その素材には私たちの知らない魅力がもっとあるのかも。その素材をよく知る人が、もう一度その魅力を見つめ直して、もっと人に伝える魅せ方ができたら、今よりも更にわくわくするマルシェが演出できるかも。
ワークショップの教授は、盛り付けデザイナーの飯野登起子さん。グラフィックデザイナー出身で、現在は料理の盛り付けデザインやパーティーのコーディネートや食のプロデュースをお仕事とされています。飯野さんは、毎月、テーマを設けた料理研究会をご自宅で開催される一方、プライベートでは「green食堂」という少人数のゲストを招いたおうちパーティーを楽しまれています。
また、青山のFarmer’s Market@UNUにおいて、『植物自由区』を運営されている片山陽介さんと「スプラウト摘み取りパーティー」のワークショップや、サラダキッチンカー『WISH FRESH SALAD』の酒匂敦さんとサラダを盛り付けるワークショップを行ったりと、素材と盛り付けを観た人が、食べるシーンを思い浮かべてわくわくする、そんな盛り付けデザインの可能性を広げていらっしゃいます。
今回のフィールドは、尾道のキャンパスを飛び出し、広島県の中でも早くから六次産業(農業生産×加工×販売)の取り組みが盛んな「世羅町」が舞台です。
産直市場で様々な新鮮野菜や世羅ならではの加工品を見つけて、あなたの感じた魅力を盛り付けデザインで表現してみましょう。
プログラム内容
※プログラム内容は、現地事情等により変更になる可能性があります。