講義レポート


日本酒から広がる好奇心


講義名:モテる日本酒学 | レポート公開日:2016年04月27日


こんにちは。「モテる日本酒学」第2期卒業生の平野です。2016年4月16-17日に「モテる日本酒学」第2期が開講されました。この度、卒業生を代表して講義レポートを担当することになりました。短い間ですがお付き合いいただけますと幸いです。

日本酒との出会い
私が日本酒を好きになったのは、農業大学の学生生活を描いた国民的農学漫画「もやしもん」(石川雅之)を読んだのがきっかけです。ひとつの日本酒ができるまでに、たくさんの小さな菌たちが関わっていること、また、菌たちの力を最大限に発揮できる環境を整える職人の方々の技術があることを知り、その奥深さに心奪われました。

一方で、数多くある日本酒についてラベルを見比べてみても、あまり馴染みの無い単語が使われていたりして、味が想像できない・・・。たくさん飲み比べをして、何となく自分の好きな味の傾向が分かってきたけれど、自分で的確に表現できない・・・。そんなもどかしさを抱えていたところに、尾道自由大学のFacebookページで「モテる日本酒学」の講義情報が目に入ってきました。

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講義の始まりは乾杯からスタート!
岡山県西粟倉村で酒屋を営んでいらっしゃる道前教授と、キュレーターの蔦木さん、そして私を含めた受講生4人(全員広島県内からの参加)の計6名で講義が始まりました。授業の始まりは乾杯からという、居酒屋での会合のようなスタート!1日目は日本酒を味わいながら、道前教授によるスライドを使った講義を聞き、日本酒の作り方、失敗しない日本酒の飲み方、ラベルの解読方法や、日本酒の種類と味の違いが何に由来するのかを実際に飲み比べながら学んでいきました。途中で疑問に思ったことにも丁寧に答えていただけて、相互のやり取りを通じてより知識が深められました。

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お酒と料理の組み合わせを学ぶ
また、色々な種類の日本酒と料理を用意していただき、お酒と料理の組み合わせでどんな風に味が変わるかを実際に体験。人の味覚とは不思議なもので、本当に味が変わってしまうんですね!日本酒の良いところを引き出す組み合わせもあれば、味を濁らせて個性を失わせてしまう組み合わせもあったり・・・。今まで気にしていなかった分、とても衝撃を受けました。ちゃんと組み合わせを考えて味わわないと、せっかくの日本酒が台無しになってしまうこともありそうです。

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日本酒の選び方を学ぶフィールドワーク
2日目は駅前に集合し、フィールドワークからスタート。まずは尾道駅前にある百貨店のお酒コーナーに行き、日本酒の選び方を学びました。どんな日本酒が置いてあるか、コンビニや商店街の酒屋とはどんな風に品揃えが違うのか、保管方法への心配りはされているか。何も知らずにいた昨日と、少しだけ知識を持った今日とでは、見えてくるものが違いました。本当に大切に扱われている日本酒に出会うためには、色々な場所へ足を延ばす必要がありそうです。

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ドキドキの卒業試験
2日目の午後。キャンパスへ戻ってから、いよいよ卒業試験です。キャンパスが1日限定の居酒屋に変わり、道前女将の用意してくださった沢山の日本酒と様々な料理を前に、「いかに粋な過ごし方ができるか」を評価していくのが試験です。ちなみに、今回の料理は同日に開催されていた「アブラ・カタラボ」の方々が美味しい油で天ぷらやおにぎり作ってくださいました。とても美味しかったです!

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燗酒を試すことも評価の内に入っていたため、私は恐れ知らずも「生酒をお燗にする」ことを試してみました。結果は・・・。興味のある方は、是非ご自身で、この講義に参加して試してみてください。1つだけ確実に言えるのは、どのお酒でもお燗は試してみないと分からない。そして、分からないから楽しいし、新しい美味しさに出会えたときに、ものすごく感動するんだと感じました。

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最後は、自分の課題酒をひとつ選び、「自分の言葉」で紹介しました。教授からの講評をいただき、今回の受講生はみなさん無事卒業証書を獲得しました!(注:キュレーターの蔦木さんは卒業ならずだったそうです。)

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「モテる日本酒学」の講義を終えて

2日間、初めてお会いした方々とともに日本酒への理解を深めていくのは、とても楽しい経験となりました。「お酒は人の和を醸す」ということまで、実体験として学べたように思います。実は私は、日本酒は好きだけど量が飲めない体質のため、授業が始まってから飲み過ぎて迷惑をかけたらどうしよう…と、とても不安でした。しかし、日本酒の正しい飲み方(特に、やわらぎ水をちゃんと飲むこと)を教わり、飲酒を強いられること無く自分のペースで味わうことができたため、とても楽しく気持ちよく過ごすことができました。道前教授と蔦木さんをはじめ、受講生の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

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今回講義を受けて一番良かったのは、“手軽に手に入りやすいものは、そのものの魅力を最大限に発揮できているのか?”という疑問を持つようになったことです。日本酒に関しては、おいしい日本酒を扱うお店まで足を延ばしてみたり、お燗にして変化を楽しんでみたりと、少しの工夫をすることでもっと輝く余地があるのではないか?という可能性があることを知りました。これは日本酒だけでなく他のことにも繋がる気付きだと思うので、これから色々なものに対して、より魅力を引き立てる方法はないか、他の楽しみ方はないかと、好奇心を持って接していきたいです。

そして、「モテる日本酒学」という講義名にもあるとおり、今回学んだことを今後の実生活で活かし、人との輪を広げていけるようになりたいです。お店であえてお燗を頼んでみたり、お隣の方に「一杯どうですか」と勧めて会話を楽しんでみたりなど、新たな日本酒の楽しみ方を実践してみたいと思います。「モテる日本酒学」は日本酒を楽しみたい方、日本酒をかっこよく飲みたいと思う方におススメの講義です。

(text:モテる日本酒学 第2期卒業生 平野雪)

講義名
モテる日本酒学
定員
10名
日程
4月29日(土)13:00-17:00
開講決定日
4月28日(金)まで受付け中※開講決定日について
授業料
10,000円(税込) (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学メインキャンパス
教授
道前理緒
キュレーター
白鳥法子
持ち物、その他注意事項
・教材(試飲、食材)代として各回1000円程度かかります。
・講義後、有志で尾道の居酒屋に懇親会を開催予定です。
・今後、遠足講義として、酒米見学(7~8月)、酒蔵見学(11月末)を企画中です。モテる日本酒学の卒業生は、特別価格で参加できます。
・講義内でお酒の試飲がありますので、受講の際の通学手段にはくれぐれもお気をつけください。
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