講義レポート


海苔一枚から広がるロマン・後編


講義名:のりのりパーティー学 | レポート公開日:2016年02月05日


新鮮な魚、野菜、果物。食材の宝島
講義2日目は、午後からのパーティーに向けて、内海町の食材を調達するところからスタート。最初に向かったのは、新鮮な魚介類が集まるカネト水産さん。

9

海上の生け簀にいる様々な旬の魚や、内海近辺の海の特徴について、佐藤弘常さんから丁寧に教えていただきました。ここでは、ゲンチョウ(舌平目)、ワタリガニ、小エビを購入。ちなみに、上の写真(左)のクワイ君は、突風で帽子が飛ばされるというハプニングが…(無事、網で救出できました)。おっちょこちょいのムードメーカーです!

11182001_900968190020805_5299941151807757152_n

ビショビショの帽子

ビショビショの帽子

次に向かったのは、稲木勉さんら南耕作会の畑。南耕作会は、地区の耕作放棄地を畑として復活させ、様々な作物を育てています。つくった作物は、毎月の「海辺のてんこもり市」でも販売していますよ!ここでは、白菜や下仁田葱、大根などの鍋に合う野菜、レモンや橙、八朔、はるみなどの柑橘を収穫させていただきました。さらに、飯野先生のアイデアで菜の花まで!これらの食材がどう生かされるのか楽しみです。

10

12604649_965235973561202_4894897207513345870_o

材料の調達を終えたところで、田島のイタリアンレストラン・zono kitchenへ。隣町の沼隈でとれた野菜の炭火焼き、ボラの燻製のパスタをいただきました。

新鮮な魚、野菜、果物。食材の宝島
そして、いよいよパーティーの準備です。田島の食文化伝承館に場所を移し、島のお母さんたちと一緒に料理をします。メニューは、前日に僕の家に集まって考えた海苔をつかったオリジナル料理と、島のお母さんたちから教わる内海ならではの料理です。「盛り付けデザイン学」の卒業生も応援に駆けつけてくれました。

11

それぞれに担当料理を決め、調理がスタート。テキパキと料理を仕上げていく頼もしいお母さんたち。一方、海苔や島の食材を試行錯誤しながら調理する参加者のみなさん。これまで出会った生産者のみなさんから学んだこと、それぞれの食材の魅力を自分たちなりに表現しました。

12

できた料理は続々とテーブルの上へ。伝承館にある器や、僕の父に持ってきてもらった漁具や網、畑のそばで見つけたハゼの実やスイセンの花、菜の花などをあしらい、飯野先生が内海ならではの盛り付けデザインを表現してくださいました。

島らしさや沢山の人の想いが表現されたテーブル。島の人は初めて触れる盛り付けデザインに感動し、島の魅力を再認識するきっかけになったようです。

そして、会場にはこの2日間でお世話になった地元の方が続々とやってきてくれました。海苔のことを惜しみなく教えてくださったマルコ水産さんの兼田さん親子、食材を購入させていただいたカネト水産の佐藤さん、南耕作会の稲木さん、他にも料理を教えてくれたお母さんたちのご家族たちも。僕の父は、早朝にとったばかりのワカメとナマコを持ってきてくれました。

12654389_965244736893659_1086046078321485513_n

12573699_965242396893893_4349533374395740377_n

飯野教授が盛り付けてくださったテーブルを前に、みんなで記念写真を撮り、のりのりパーティーがスタート!

メニューは、島のお母さんたちによるワタリガニ鍋、生海苔&生わかめのしゃぶしゃぶ、ゲンチョウの煮付け、小エビとクワイの素揚げ、朝採りナマコの酢物、乾物ディップを乗せたフィンガーフードとサンドイッチ、クラッカー×海苔の佃煮・クリームチーズ、特製太巻き、温野菜×海苔の佃煮オリーブオイルソース、お団子×海苔の佃煮ソース、みかんのゼリー。テーブルに乗りきらないくらい盛りだくさんになりました。食材や各料理の説明や参加者がトライした海苔の新しい食べ方を発表し、「これはおいしい」「これはないだろ~」などと楽しく講評をしました。

12654247_965245350226931_4888368929034374079_n

海苔の食べ方や海苔の企画、島の食材の料理の仕方から食べ方、今は何が旬で、どこで何が採れるか、地元の現状、これからどうしていくべきかなど話が尽きることがありませんでした。

—まとめ—
海苔を通じて、いろいろなことを学べた2日間でした。普段何気なく食べている海苔の養殖方法、加工方法、育つ環境を知り、海苔について考え、集まった仲間とアイデアを共有した1日目。生産者、売り手、つくり手、消費者すべての顔が見える食卓で地元の特産品を囲み、魅力について語った2日目。

「パーティー=人が集まる場」で美味しいものを食べ、多様な価値観を共有した時間は、“生産者:消費者”“島内の人:島外の人”それぞれに学びがあったのではないかと思います。

14

“海苔が好きになった”“地元について考えるようになった”“新しいことにチャレンジするようになった”など、みなさんの小さな心の変化を感じられる講義となりました。(島のおばちゃんの一人は、これを機に、Facebookを始めるようになりました。)

海苔一枚から広がるロマン。そこには地方で豊かに楽しく暮らしていくヒントが多くあったように思います。また来年の海苔の旬の時期にはもっとたくさんの方に島に来てもらえるように、引き続き島の魅力を探求していきたいと思います!

うつみ海苔の学校 生徒会長 のりしー

講義名
のりのりパーティー学
定員
9名
日程
第1回 1月 23日(土)10:30-12:00
第2回 1月 23日(土)13:00-14:30
第3回 1月 23日(土)15:00-16:30
第4回 1月 24日(日)10:30-12:30
第5回 1月 24日(日)13:30-17:00
開講決定日
開講決定!!1月22日(金)まで受付中※開講決定日について
授業料
15,000円(税込) (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
広島県福山市内海町(田島)
教授
兼田敏信
飯野登起子
キュレーター
うつみ海苔の学校
小川香澄
持ち物、その他注意事項
【持ち物】
汚れても良い服装、軍手、エプロンをご用意ください。
【注意事項】
・1日目のマルコ水産での体験代として、別途3000円いただます。(お土産付き)
・2日目のパーティー材料代として、別途2000円いただきます。
・初日の夜18:00〜 交流会の開催を予定しております。
【送迎・宿泊をご希望の方へ】
・電車でお越しの方は、尾道駅 or 福山駅に集合をし、現地まで一緒に向かいます。送迎ご希望の方は、お申し込み時にご連絡ください。
宿泊ご希望の方は、お申し込み時にご連絡ください。食文化伝承館にて、別途1500円(税抜き)でお泊まりいただけます。


この講義詳細ページへ

次回開講日程の問合せ


ONOMICHI FREEDOM UNIVERSITY 尾道自由大学