講義レポート


日本の素晴らしさを発見する冒険


講義名:アドベンチャー神社学 | レポート公開日:2016年07月25日


この度、アドベンチャー神社学の講義に参加させて頂いた福山市出身の村上裕梨です。私は大学を卒業後、4年2ヵ月美容関係の営業の仕事をしていました。そして、昔からの憧れだった海外でのチャレンジしてみたいという想いがあり、今年の5月に退職をしました。海外でのチャレンジまでの時間が少しあったので、日本にいる間にいろんなことを体験してみたいと考えていました。そんな時に、小中学校の同級生で、尾道自由大学のキュレーターをしている古徳君から尾道自由大学のことを聞いて、アドベンチャー神社学を受講することを決めました。まず、アドベンチャーという言葉が、アクティブな私にとってはとても魅力的に感じました。また、日本人とってはいつも身近にある神社のことを、海外に行く前に知りたいと思い選びました。

初めて知る日本の歴史、神社のお話
1日の講義は座学からスタートしました。アドベンチャー神社学の教授で尾道自由大学校長でもある中村校長のお話しを聞いていると、今までに聞いたことがない日本の歴史や神社の話に、あっという間に魅了されていました。神道の歴史、日本の天皇のお話など、日本人なのに知らないことなばかりでした。

神社座学

座学が終わると、お昼ごはんをみんなで食べ、いよいよフィールドワークが始まりました。前日まで大雨だったので、天気が心配でしたが、雨に降られることもなく、ほっとしました。まず、最初に向かったのは福山市山野町にある岩屋権現です。福山市生まれながら、岩屋権現には行ったことがなく今回初めて訪れました。途中で車を停め、緑深い山奥を入っていくと、とてつもない大きさの巨石でできた洞穴が現われました。その内部には、古代信仰のなごりを残す祠が祭られていました。自然の力によって出来た巨石の洞穴は本当に圧巻でしたし、そこにある祠には、言葉にするのが難しいです、強いパワーを感じることができました。

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そして、次に向かったのが尾道市向島にある岩屋巨石です。ここは途中まで登山道が整備されており、歩いていると石灯籠や加工の跡が残る岩が目に入ってきました。さらに登っていくと、沢山の巨石群があり、そこには岩屋薬師観音が祀られていました。お話しを聞くと、はるか昔に人が造形したと言われているそうで、人の手で作られたものとは思えないほどの大きさでした。そして、岩屋巨石の上にみんなで登り、向島から広がる瀬戸内の島々の景色を眺め、癒されました。岩屋巨石を後にして、その奥にある竹林の中を抜けて、大元神社へ向かいます。大元神社の奥には尾道の町並みと尾道水道を一望できるパノラマビューポイントがあり、あまりの絶景に気持ちが高まりました。身近な場所に、こんな素敵な場所があるとは知らなかったのでとても感激してしまいました。

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からだ全体で自然と向き合うフィールドワーク
2日目は、天気は晴れ、少し蒸し暑く感じる陽気でした。朝、尾道駅で集合して、広島県庄原市にある比婆山熊野大社へ向かいました。中村校長からお話しを聞くと、この神社は古事記にも登場する国生みの女神・伊邪那美命(いざなみのみこと)を祭神とする、歴史のある古い神社だそうです。まず、鳥居をくぐると現われるのは、杉の老木群です。驚くほど大きく、手を触れると「生きる力」が伝わってくるのを感じました。そのなかには、樹齢1000年を超えるものがあり、広島県の天然記念物に指定されています。また、、「天狗の休み木」と呼ばれ、伊邪那美命の使いだった天狗が羽を休めたというわれる木はあり、まるで古事記の物語の中の入ってしまったのではないかという感覚になり、神秘的でした。

神社

参道を進み、まずは拝殿、本殿にお参りしました。そして、その奥に住んでいくと二ノ宮神社、三ノ宮神社、金蔵神社、牛馬荒神社、三宝荒神社と続いていきます。歩いていて感じたのは、この自然そのものが神社であり、神が宿る場所であるということでした。それと同時に、みんなで話しながら歩くことが、子どもの頃の遠足やキャンプに来たことを思い出して、久しぶりにワクワクしていました。

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さらに、奥に進むと「那智の滝」という落差30mの滝が現われました。直前の大雨で数量が増えており、アドベンチャー神社学でこれまで訪れた中では一番の迫力があったそうです。みんなで滝の近くで写真を撮り、お昼を食べた、とても贅沢な時間を過ごしていることに気が付く瞬間でもありました。普段は歩くことが少ない、山道を歩き、巨木や巨石に触れて、滝の音を聞き、ここまで自然を全身で感じられることは生まれて初めてでした。そして、自然と共存している神社や神様の存在は、本当に神秘的なものでした。

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今、何かを発見したい人が集まる場所
子どものように好奇心を刺激され、五感が研ぎ澄まされて、自然と神々を感じることができた2日間になりました。海外に挑戦する前に、アドベンチャー神社学に参加して良かったです。中村校長も自分自身の経験談をおっしゃられていましたが、海外で自分の国のことを語ることができるというのは、とても大切なことだと、共感しました。古くから自然や生活に根差してきた信仰や「自然の分身」としての「自分」の存在、そして神様は自分の中にあるということ。どんな、些細なことにも何かを見出し、感じることができる自分をずっと大切にしていきたいと思いました。今回の講義に集まったメンバーは、東京、岡山、広島と場所も年齢も違う方たちでした。みなさんと一緒に笑いながら、学びながら、お話をしているなかで、どこか共感できるところが見つかるという体験ができました。今、何かを発見したい人が集まってくる尾道自由大学は、とても素敵な場所でした。

アドベンチャー神社学 第9期 村上裕梨

講義名
アドベンチャー神社学
定員
20名
日程
第1回7月1日(土)10:30-12:00
第2回7月1日(土)13:30-15:00
第3回7月1日(土)15:30-17:00
第4回7月2日(日)10:00-12:00
第5回7月2日(日)13:30-17:00
開講決定日
6月23日(金)まで受付中※開講決定日について
授業料
15,000円(税込) (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学キャンパス(尾道市土堂2丁目9‐33 豊田ビル3F)、尾道近郊の神社
教授
中村真(JINJA BOOK発行人)
持ち物、その他注意事項
フィールドワーク交通費は別途1500円頂戴いたします。
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