地域でお店をはじめるラボ
仕事と未来学部


個人経営の面白さや大変さをまるごとシェアしよう


日程
第1回 1月10日(土)9:30-11:00 
第2回 1月10日(土)11:30-13:00
第3回 1月10日(土)14:00-15:30 
第4回 1月10日(土)16:00-17:30
第5回 1月11日(日)9:30-11:00 
第6回 1月11日(日)11:30-13:00
第7回 1月11日(日)14:00-15:30 
第8回 1月11日(日)16:00-17:30
第9回 1月12日(月・祝)16:00-17:30
授業料
36,000円
キャンパス
尾道自由大学キャンパス、尾道の様々な店舗
教授
井本喜久
キュレーター
池田忠治
開講決定日
開講決定!2015年1月5日(月)まで受け付け中

講義内容

3坪のパン屋さん、坂の上の手作り美容室、古民家再生ゲストハウスなどなど、
一見難しそうに見えて、実はヤル気とセンスさえあればお店って始められるんです。

お店をはじめるにも大概は「お金が無い」「人脈が無い」「経験が無い」などのネガティブ思考がヤル気にブレーキをかけています。しかし、少し視点を変えてみると「面白いことしたい!」という気持ちを、お店としてカタチにするのは そんなに難しいことじゃないって気づくはず。
3坪のパン屋さん、坂の上の手作り美容室、古民家再生ゲストハウスなどなど、だれもが最初は素人だったけど、弱みを強みに変えながら、アートなセンスを活かしながら、オリジナリティあふれる お店をやって成功している人達が世の中には沢山います。

sakamichi▲尾道のアイコンともいえる情緒ある坂道に店を構える「坂道美容室」

ニューヨークでは、マンハッタンの地価の高騰もあって90年代からクリエイターたちが地価の低いブルックリンに集まり始め、彼らは独創的感性のお店を手づくりで次々とオープンさせていきました。今ではブルックリンは世界が注目するサスティナブルな新しい街に生まれ変わりつつあります。地域に暮らす若者たちが気軽にお店を始めることの楽しさをどんどん体現し独自のカルチャーが出来上がる…。

10723665_715006208577050_1451419339_n▲教授プロデュースの「Brooklyn Ribbon Fries」

ここ尾道においても少資本で手軽にチャレンジできる環境が数多くあります。瀬戸内有数の絶景を有する町には空き家も多く、少し郊外に出れば田舎らしい原風景のある空き農家だってあるでしょう。アイデア次第で面白いお店を創り出せるフィールドは無限大に広がっています。大切なことは、自分自身の感性を信じて、まずは一歩踏み出すことです。

「地域でお店をはじめるラボ」では、様々な地域で人気店を創り出し 成功している人々をゲストに招いたり、実際にその人気店を見にいきながら、そこにある志や知恵を参加したみんなで共有します。そこには、これまでお店を始めるために必要だと思っていた常識的な物件探しやメニューの設定や人材育成などは無意味と思えるほどの想像し得なかったヒントがいっぱいあるはずです。この「地域でお店をはじめるラボ」は、参加したみんながそれぞれ独自のアイデアをカタチにし、希望溢れる未来を実現するキッカケになればと思っています。
(第2期募集開始日:2014年9月30日)

ラスト

▲仲間とアイデアや経験をシェアしながら学んでいこう!

こんなかたが対象です。

  • いつかは自分のお店をやってみたいと思っている人
  • 自分のライフスタイルを仕事にしたい人
  • お店をやっているけど、何かを変えたいと思っている人
  • 自分にピッタリ合ったサイズで地元で起業したい人

講義計画

第1回

お店って何だろう

もう一度行きたいお店と、そうでないお店って何が違うのか。 自分がこれまでイメージしてきた「お店」って、客観的に見るとどんなものだったのか。 いろんな常識をまずはひっくり返して、ここからどんな自分らしいお店を考えていけばいいのか、 その志の立て方を考えていきます。

第2回

ローカルイズムに勝機アリ

世界ではどんどんグローバル経済からローカル経済を重視する動きが加速しています。個人が いろいろな地域の強みをしっかり学習して、それを全世界へ発信していくことだってできる時代です。この地域だからできたサービスで広く海外からもお客様が訪れるお店の創業者をゲストに招きその成功法を学びます。

珈琲ゲスト:神原栄さん(浪漫珈琲代表)
1954年福山市生まれ。京都での浪人中、先輩の影響でコーヒーを好きになる。大学中退後、親に連れ戻され調理師学校へ。在学中、珈琲専門店でアルバイトをし、卒業後に社員となり16年間勤務を経て1994年39歳で尾道にて創業した。「あたりまえのことをあたりまえに」を合言葉に、店づくりや人づくりを熱心に行なう中、現在は7店舗展開している。2011年、創業以来の片腕に社長を譲り、会長に退く。珈琲業界の中枢である協会の役をこなしながら、“より美味しい珈琲”を追い求めている。
第3回

失敗こそ最大の宝

過去にお店をやって廃業したけど、もう一度チャレンジして成功した人も少なくありません。どんな失敗からどんなことを学んでいくか、失敗は怖いけど、どんなことを心がければ再チャレンジできるのか、それをリアルに実践した人をゲストに招き、失敗しないお店作りを考えていきます。

山根浩揮ゲスト:山根浩揮さん(有限会社いっとく代表取締役)
1974年、広島県尾道市生まれ。調理師学校卒業後、母親の飲食会社に就職するも修行の辛さと失恋がきっかけとなり半年で退職、そしてニートになる。19歳のとき自宅の自室で古着の販売を始める。古着ブームが追い風となり商売は軌道に乗ったが、見知らぬ若者が家に頻繁に出入りすることを祖父母になだめられ店舗を構える。22歳で飲食店「遊楽食酒いっとく」をオープン。現在では、広島県尾道市を中心に居酒屋やカフェを9店舗展開。経営理念は「喜ばれて喜ぶことのできる笑顔の集まる会社であろう」。空家再生プロジェクト副代表理事も務め、街全体の活性化にも積極的に取り組んでいる。2012年「居酒屋甲子園」の4代目理事長にも就任。一般社団法人 尾道青年会議所 現役会員。
第4回

ブランドができれば、売り場はお店だけじゃなくなる

最初は小さなお店だったとしても、そこで作る商品がとってもチャーミングで世の中に広く認知されていけば、 お店の売上だけではなく、インターネットでの通信販売で販路を拡大することもできます。 尾道でそれを実現した人を招いてお話を伺います。

桂馬ゲスト:村上博志さん(桂馬蒲鉾代表)
1956年生まれ。東京の暮らしを経て、で結婚して初めて尾道にやってくる。慣れない尾道生活を過ごしながら早朝4時からの仕事(生の魚を捌き、すり身を練り上げ、かまぼこに造り上げる)はそれまでの生活と一変し、苦労を重ねた。ただ、自分で選んだ結婚、仕事ですので、「石の上にも三年」の諺どうり、三年間は辛抱する中、数々の出会いがあり充実した暮らしを過ごすようになり、尾道に来て34年、今では大好きな我が町で美味しい蒲鉾造りが出来ることを誇りに思っている。2013年には桂馬蒲鉾創業100年を迎えた。
第5回

弱みを強みに変える

まったくお金がない、お店に携わった経験が無い、候補の場所がへんぴ、などなど、弱みをあげたら切りがありません。けど、「だから手づくり」「だから枠にとらわれない」「だから覚えてもらえる」といった強みにしていくことができます。この回では圧倒的に不利な状況をどれだけ「個性的」にできるかを考えます。

中司吉昭ゲスト:中司吉昭さん(坂道美容室 owner stylist)
高校中退後たまたまテレビで見たカリスマ美容師に影響され、広島にて美容師を志す。その後いくつか店舗を変わるも、いつの間にか11年のキャリアを重ねる。そして30歳!色々なことに憤りを感じてた時、たまたま行きつけのラーメン屋さんに置いてあったマンガの影響により、長年お世話になった美容室を辞め!長野県は北アルプスに行き、山小屋に住み込みで働き始める。そこで色々な人に出会い、たくさんカルチャーショックを受けその直後、大阪のパン屋さんで自分が美容師であることを改めて感じさせられ 、再び美容師に復帰しH25年1月25日に『坂道美容室』をOPENして、現在ゆっくりと営業中・・・。
第6回

お店がなくてもお店はできる

尾道には「ばんよりさん」という出前型の移動店舗が古くから存在します。世界では店舗を持たない、移動型のケータリングカーをオシャレにやっている人たちが数多くいます。固定の場所がなくても、アイデアとセンスで立派な「動くお店」を作っていける、その方法を学んでいきます。

murakamiゲスト:村上博郁さん(NPO法人まちづくりプロジェクトiD尾道代表)
1974年5月30日広島県福山市生まれ。小学校の頃から兄の影響で洋楽にみせられ大学で英語を専攻したのちドイツのベルリンでDJやリミキサーとして活動。ベルリンの日本ラウンジ『COCOLO』ラーメンの設立に参加したり、映画出演したりと迷走した後ブラジルサンパウロに渡り、雑誌編集者などを経て帰国し、尾道に魅せられて移住。地元のケーブルテレビに勤めながら空き家を改装してギャラリースペース『アトリエドラゴン』交流スペース『チャイサロンドラゴン』をオープン。その後独立し、日本初緑茶の炭酸飲料『チャイダー』を発売。その他ILOVEONOMICHIグッズや尾道名産ブロイラーなどのパッケージデザインを製作。2011年震災を期に尾道に集まりつつある人達に感化され、個性を活かしたまちづくりを目指してNPO法人まちづくりプロジェクトiD尾道を設立し移動式屋台プロジェクト『リヤカーゴ』、人をテーマにしたカタログ『つくりびとカタログ』など運営。
第7回

自分の生き様がお店の雰囲気をつくる

個人経営のカフェはオーナーの趣味とセンスが反映された1つの世界観を形成しています。しかしお店である以上、お客さんを迎い入れる隙間がなければ商売として成り立ちません。試行錯誤を繰り返し、お店を訪れる人にとって心地よい空間を作り上げた方にお話を伺います。

ushioゲスト:中村真也さん(USHIOchocolatl工場長)
25歳の時に地元福岡を自転車に乗って離れる。全然知らなかった尾道へたまたま到着し、縁あって住む事になり結婚、子供を授かる。いっとくのカフェ店舗、やまねこカフェで3年働きサービスや働く事の楽しさを教えてもらう。その間に培った技術や経験、知り合った人たちの影響もありチョコレート工場を作りたいと考える。カカオ豆を手に入れる為にグァテマラを目指す。その道中チョコレート識者達や小さな面白いお店をやっている人達と知り合い色々と教えてもらう。現在仲間と3人でチョコレート工場を営む。日々試行錯誤しながら楽しんでいる。
第8回

生きてきた道が、そのままお店のストーリーになる

ずっと引きこもりだった、サラリーマンで転勤族だった、缶詰工場でバイトリーダーをやっていた、などなど、その時代の経験は、少し見方を変えるだけで強烈な宝になるかもしれません。そんな自分だからこそ発想できたアイデアをお店の魅力的なストーリーにしていく方法を考えていきます。

寺地ゲスト:寺地 秀平さん(パン屋航路店主)
1978年、広島県福山市生まれ。高校卒業後、大学進学のために京都へ。一人暮らしで、毎日自炊するうちに料理の楽しさに目覚める。アルバイトを始めたカフェの先輩に連れられて、飲食店巡りをすることが趣味に。この頃から味の分析をしながら食べることが癖になる。大学卒業後、一軒のパン屋との出会いがきっかけでパンの世界に入る。8年程製パンに携わった後、広島県尾道市で「パン屋航路」を開業。理想の味を求めて毎日粉闘中。
第9回

お店づくりのプラン発表

お店をはじめるラボを通じて学んだことや感じたこと閃いたことなど、すべてを集約して1つのプランを創り上げ、みんなの前で発表します。 どんなお店をはじめるにも、まずはこのプランを周りの人に伝えて理解してもらうことからスタートするのです。

講義名
地域でお店をはじめるラボ
定員
15名
日程
第1回 1月10日(土)9:30-11:00 
第2回 1月10日(土)11:30-13:00
第3回 1月10日(土)14:00-15:30 
第4回 1月10日(土)16:00-17:30
第5回 1月11日(日)9:30-11:00 
第6回 1月11日(日)11:30-13:00
第7回 1月11日(日)14:00-15:30 
第8回 1月11日(日)16:00-17:30
第9回 1月12日(月・祝)16:00-17:30
開講決定日
開講決定!2015年1月5日(月)まで受け付け中 ※開講決定日について
授業料
36,000円 (全9回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学キャンパス、尾道の様々な店舗
教授
井本喜久
キュレーター
池田忠治
持ち物、その他注意事項

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