講義レポート


Curator’s Voice『インドに学ぶスパイス学~四季折々のカレーをつくる』講義レポート !


講義名:インドに学ぶスパイス学~四季折々のカレーをつくる~冬の陣 | レポート公開日:2019年03月01日


格言 鍋とカレーは○○だから…

今年度、春夏秋冬を通じてスパイスカレーを暮らしに取り入れられるようにと、各季節のテーマを持って企画した「インドに学ぶスパイス学」。
締めとなる冬の陣は、ズバリ「鍋」がテーマ。一時期流行ったカレー鍋ですが、今回作るのは本格的なスパイスカレーをベースにした鍋です。

まずは、スパイスのお話から。その起源から私たちの手に届くまでを、長い長い世界の歴史とともに語るバラッツさんの手にかかると、スパイス(種)が人格を帯びてくるから不思議です。脳の奥底に眠っていた「東方見聞録」「ムガール帝国」「バスコダガマ」といったキーワードが飛び交います。
インドのカレーとはかけ離れている日本のカレーも、なぜそのようなものに発展したのかは、世界の歴史の流れが関わっていたのです。「スパイス」という切り口で紐解くと、苦手だった世界史をもう一度学んでみたい気持ちになってきます。また、基本のスパイス4種類の香りを実際に嗅いで、カレーの味・香りの要素をどのスパイスが担っているのか確かめました。

午後からは、2種類のスパイスカレー鍋を作ります。チキンを使った、東インドのマスタードが効いたカレー鍋と尾道産のチヌを使った南インドのココナッツ風味のカレー鍋です。まずはスパイスカレーの基本と一緒、油、玉ねぎ、にんにくしょうが、トマト、スパイス、塩でカレーペーストを作成。この段階で、すでに両者の香りには違いがあります。それぞれのペーストを鍋に移し、まずは水やスープで伸ばしてそのまま第一弾。次は、チキンの鍋にはチャツネを加え、魚の鍋にはココナツミルクを入れて第二弾。最後、魚の鍋にはレモングラスとミントを!すると不思議、南インドの風味から、東南アジアの風味に進化しました。
加える野菜も、今回はケールや高菜、からし菜、ブロッコリー、菜の花など、普段の鍋とは一味違うものを入れてみました。これが不思議、癖のある野菜もスルスルと食べられました。「鍋とカレーは、寛容だからね」とバラッツさん。ハッとしました。これほど寛容な組み合わせはないですね!何を入れても美味しくなります。

今回の講義では、鍋を囲んでゆっくり食事を楽しみながら、具材やアクセントを加えるごとに変化するカレー出汁の旨みを堪能する、新たなスパイスの楽しみ方を発見できました。これで春夏秋冬のシリーズ講義は一旦完了。今回興味深かったのは、リピーター受講生の多かったことです。「楽しかったから」「他の季節の楽しみ方も気になったから」と、参加してくださった方々。再会できたことも嬉しかったです。それぞれの受講生が、それぞれのスタンスでスパイスを取り入れて、日々の生活や仕事を楽しく味付けしていく今後がまた楽しみです!

講義名
インドに学ぶスパイス学~四季折々のカレーをつくる~冬の陣
定員
10名
日程
2月24日(日)10:00〜17:00
開講決定日
2月8日(金)まで受付中!※開講決定日について
授業料
15,000円(税込)※インドに学ぶスパイス学を以前受講された方は、13,000円で午後の部(13:00)から参加可能です。 (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学キャンパス
教授
メタ・バラッツ
キュレーター
白鳥法子
持ち物、その他注意事項
・カレーづくりの材料費として1,500円別途頂きます。
・調理をしますので、エプロンを持参してください。
・講義で使用すスパイスや、当日作成するオリジナルガラムマサラ(ミックススパイス)を、希望の方には販売いたします。
・食べきれないものを持ち帰れるように、ジップロックやタッパーなどを念のためご持参ください。
・当日四季の食材と共に盛り付けたいという食器がありましたら、ご持参ください。
・講義内でお酒の試飲がありますので、受講の際の通学手段にはくれぐれもお気をつけください。
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