山の登り方にも色々なスタイルがある
昨今の登山ブームにより、日本有史以来ここまで多くの登山者が山に立ち入ることはなかったといわれる現代。休日に人気の山に出向くと、まるで都会のごとくカラフルな登山服に身を纏った登山客が溢れかえっている。山とのかかわり方、楽しみ方は人ぞれぞれ。百名山といわれる山をすべて踏破する人も、ともかく山頂へ登ることを楽しむ人も、高い山を目指す人もそのスタイルは自由だ。
まだまだ知られていない低山の魅力
今回は東京の自由大学の長寿講義であり大人気講義「東京・日帰り登山ライフ」の教授であり、低山トラベラーとして様々なメディアで活躍中の大内征さんをお迎えし、山を起点に地形や文化、歴史や暮らしなどを感じながら楽しむことのできる山との付き合い方について学んでみたい。特に大内さんは、低山トラベラーというだけあって有名でもなく人気があるわけでもない低山の魅力をその土地の重ねてきた歴史・文化とともに紹介している低山の第一人者といえる。NHKラジオ深夜便「旅の達人~低い山を目指せ!」を毎月担当されており、マニアックな歴史登山と地方旅の面白さが評判を呼んでいる。
低山トラベラー・大内征×尾道自由大学・中村真
頂きを極めるだけじゃない山の楽しみ方を、尾道水道とその先にある向島の小高い山を眺めながら、たっぷりとお話しいただきます。聞き手は尾道自由大学校長の中村真が担当し、大内さんの話す低山の魅力に加え、山に求められた信仰という切り口で、さらに深堀りしたトークショーを展開します。