漆と暮らすビギナーズ
暮らしと環境学部


日本の伝統を軽やかに楽しむ


日程
9月15日(土)10:00〜12:00
授業料
4,000円(税込)
キャンパス
尾道自由大学キャンパス
教授
田代京子
キュレーター
高野哲成
開講決定日
9月8日(土)まで受付中!

講義内容

伝統の技を暮らしに活かす

漆器といえば、格調高く、一年の中でも「特別な時に使うもの」というイメージがあるかもしれません。しかし、長い歴史の中で培われてきた伝統の技は、暮らしの中で活かされてこそ真価を発揮します。漆には見た目の美しさに加えて、防腐性、耐水性、耐熱性といった性質があり、古くから食器や家具をはじめ様々な場面で活用されて来ました。

本講義では、漆芸家 田代京子さんを教授にお招きし、目から鱗の漆の歴史や漆が暮らしの中でどのように使われているかというお話から、最も基本的な技法である「拭き漆(ふきうるし)」による塗装まで、漆と暮らすための基本と、そして何より、漆と共に暮らすことの豊かさを存分に味わって頂けます。

漆芸家から学ぶ「豊かさ」とは?

小学生の娘さんのお母さんでもいらっしゃる田代教授は、同じく漆芸家の旦那さんと共に「urushiro」として活動されていて、日々、暮らしの中で作品づくりに取り組まれています。ご自宅にお邪魔すると、金継ぎが施された大皿、縄胎(じょうたい)という技法で作られた器、拭き漆が施されたダイニングテーブルなど、いたる所に漆がちりばめられいます。なるべく身体に良い素材を選ぶこと、大切に長く使えるものを選ぶこと、それらをストイックになり過ぎず自然に取り入れられたら素敵ですね。

田代教授の作品はこのページ内の写真をはじめ、ホームページでもご覧いただけます!

拭き漆をすると洗いやすくなり、しかも、防腐効果があるため中身も傷みにくくなります。

拭き漆は木目を活かして仕上げることが可能なので、洋風の家具などにも似合います。

一度身につければ一生もののスキル

姉妹講義である「金継ぎの日」で学ぶ金継ぎと同様に、拭き漆も一度身につければ一生もののスキルです。自分の手で豊かな暮らしをつくることの出来る伝統の技をこの機会にぜひ体験してみてください!漆=和風のものとしてだけ捉えていては勿体無い、漆で彩る暮らしへの第一歩を踏み出してみませんか?

田代教授からのメッセージ

わが家ではほぼ毎日、漆の器が食卓にのぼります。手触りも口当たりも、その心地よさは他には代えがたいもの。現代では化学塗装や樹脂のものが多く出回って、ときには「漆ってなに?」という質問を受けることがあるほど、特に若い世代での認知度は低くなっています。「塗装」と「接着」、このふたつの役割おいて漆はかなり優れていて、拭き漆のやり方を学べば、生活の中で今後もなにかと役に立つはずです。素材としての漆をもっと身近に、そして本物の漆器にも目を向けてもらえたら、と思っています。

(第2期募集開始日:7月6日)

こんなかたが対象です。

  • 漆に興味のある方
  • 手しごとが好きな方
  • 日本の伝統文化に興味のある方
  • 安心して使える塗料を探している方
  • 金継ぎを学んでいる方

卒業者の声

  • 漆は高級品というイメージであまり普段の生活で使う事がなかったし、扱いが難しいというイメージもありました。講義を受講して抗菌作用や強度を持たせるという意味で漆を塗るという事を知ったり、昔は身分階級で違いはあれど生活に密着したものだったんだなぁとイメージが変わりました。漆は簡単に手に入らないと思っていたんですがインターネットで手に入るそうですし、抗菌作用があるということですし普段使うものなど漆を使ってみようかと思いました。
    • 漆の歴史や昔から生活の身近にあったことを知りました。意外な特性や独特の匂いがあること… 案外簡単に手に入る物だということ。取り扱いについて気をつけないといけないところもあるので、自分で買って始めるか…と言われると躊躇するところはありますが、いろんな作品を今までとは違った視点から観ることができようになったかな…と思います。

講義計画

第1回

プログラム内容

・漆器や漆塗料の魅力について、教授の活動をもとに紹介。
・箸の表面を整え、拭き漆をする。
・仕上げの拭き漆の色を決める。
※漆は乾くのに時間を要するため、二度目の拭き漆は教授が行い、完成したら郵送にてお届けします。

講義名
漆と暮らすビギナーズ
定員
8名
日程
9月15日(土)10:00〜12:00
開講決定日
9月8日(土)まで受付中! ※開講決定日について
授業料
4,000円(税込) (全1回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学キャンパス
教授
田代京子
キュレーター
高野哲成
持ち物、その他注意事項
別途、次の費用がかかります
・材料費:お箸 500円程度、曲げわっぱ 8,000円程度(希望者のみ。在庫の有無の確認と手配に一週間程度掛かります。)
・出来上がった作品の送料:お箸(100円程度)、曲げわっぱ(1,000円程度)
・エプロンをご用意頂くか汚れてもいい服装でお越しください。
・漆でかぶれる可能性がありますので、肌の露出を控えた服装での受講をお勧めいたします。

次回開講日程の問合せ

講義レポート




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