2017年10月8-9日(日・祝月)体育の日 群馬県 みなかみ町オートキャンプ場にて開催された人力チャレンジ応援部 初の野外フェス“チャレンジフェス“へ参加しました。チャレンジフェスとは、世界で活躍する人力チャレンジャーとラフティング、ロゲイニング、マウンテンバイク、ロープワーク、地図読み講習、手ぬぐい体操等のアクティビティや音楽ライブ、ワークショップ、そして日本の神様の事を学ぶ神社学と自然を感じ、カラダを使って自然を遊び尽くす2日間の体験型フェスです。
フェスといえば音楽フェスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。複数のステージで同時進行する野外コンサートを中心に、飲食エリア、マーケットエリア、キャンプ場等が展開され来場者はその中で自由に楽しむ。どのライブを見てもいいし、ライブを見ずにキャンプを楽しんでもいい。自分達らしく楽しむ事が出来るのがフェスの魅力の一つです。しかし、野外フェスと言いながらもカラダ使い、多くの人と協力し合い自然を体感出来る様な体験型のアクティビティは少ない中、今回参加したチャレンジフェスの様な会場の皆と一つになり様々な体験をしながら自然を遊び尽くせるフェスは新鮮でした。
日本の祭りの原点
本来の祭りは、超自然的存在への様式化された行為です。感謝や祈り、慰霊の為の神仏および先祖を祀る行為(儀式)として存在しており、年中行事や通過儀礼と関連して定期的に行われるものが多いです。
このことによって、「まつり」は、日常生活のサイクルと深く結びつき、民俗学でいう「ハレとケ」のサイクルのなかの「ハレ(非日常性)」の空間・時間を象徴するものとなりました。
社会的に見れば、共同体全体によって行われ、共同体統合の儀礼として機能した(祭礼の第一段階)。共同体が崩壊し、都市が出現すると、都市民の統合の儀礼としての機能を強め、宗教的意味は建前となり、山車の曳行や芸能の披露といった娯楽性が追求されるようになりました。「まつり」を行う者と、「まつり」を鑑賞する者の分化が生じた(祭礼の第二段階)。大衆統合としての機能と娯楽性のさらなる追求の結果、元来の宗教的意味は、忘却され、あるいは機能を喪失し、世俗的な催事としての「まつり」が現代に登場したのです。
地域のお祭りに色濃く残る人との繋がり
今回の人力チャレンジフェスへ参加し、地元 尾道の祭りに凄く似ていると感じました。親の代から子へ受け継がれ、訪れた観光客、移住者誰でも分け隔てなく参加し、神輿を担ぎ、声を出し盛り上げている光景は日本の昔から大切されてきた祭りのカタチなのではないかと感じる事が出来ました。様々なアクティビティに参加し自然の存在に感謝し、皆と一体になれるフェスは唯一無二です。現代のフェスの娯楽化が多い中で忘れかけていた日本人の心や自然崇拝を思い出させてくれる貴重な体験であり、これからもチャレンジフェスは、注目すべき“祭り”である。