INNOVATION of CLASSICAL MUSIC ~Symphony of Lights~
街とメディア学部


音旅2018 西國寺編~祈りの空間と音楽~


日程
9月29日(土)
15:00 開場
15:30 開始 - 17:30 終了(予定)
授業料
前売り4,000円/当日4,500円(税込)
キャンパス
西國寺(尾道市西久保町29-27)
教授
高山信彦
開講決定日
開講決定!お申し込み受付中!

講義内容

信仰と音楽の歴史
普段どんな時に音楽を聴かれますか?車の中や、お店に入った時の店内BGMなど、日常の中の様々な場面で音楽を耳にされていると思います。TVや映画にとっても音楽は演出上とても重要で見る人に大きな影響を与えます。人々の記憶や感情に働きかける力は匂いを感じる嗅覚が一番強いと言われていますが、音楽の力は同等かそれ以上と言えるかもしれません。また、様々な音楽のルーツを辿れば宗教的な儀式にたどり着くこともあり、古代より音楽と人々の信仰の間には密接な関係がありました。例えば、西洋音楽の理論の一つであるチャーチモードは日本語では教会旋法であり、その名のとおり教会音楽で使用され発展してきました。本講義では、祈りの空間であるお寺を舞台に、4人の音楽家によって奏でられるクラシック音楽を堪能して頂きながら、それぞれの楽曲の背景にある文化や歴史についてのお話を伺います。

尾道の歴史ある西國寺を舞台にお経とクラシック音楽の融合
本講義の会場となる大本山 西國寺は、その名は「西国一の寺」に由来。西暦729年という平安時代にまで遡る由緒ある西國寺からは、尾道のまち並みから尾道水道までを望めます。そして、歴史のある空間で奏でられるクラシック音楽と共に特別ゲストである 西國寺 麻生裕雄副住職によるお経との共演も予定されています。その特別な演奏は聞く人の心を震わせるひと時となるでしょう。

寺子屋のようにレクチャー形式で進められるコンサートの中では、信仰と現実の狭間で悩み生きるオペラの主人公が 麻生副住職にお悩み相談するというユニークな場面も(!?)西國山に降り注ぐ柔らかな西日に包まれた夕暮れ時を音楽と共にゆったりと過ごしてみませんか?

歴史的音楽の生まれた背景を知り、人々の心に触れる
本講義の教授は、日本の大手企業の選抜人材を対象とした企業内ビジネススクールの企画と講師をされている高山信彦さん。「経営に携わる企業人に文化的素養は益々重要性を増している」と言われます。研修の中にも芸術鑑賞や実践プログラム等、趣味といわれる域への誘導を積極的に試みてこられました。ご自身がこよなく愛されるクラシック音楽もその一つです。2016年に「軽井沢森の音楽祭」を仲間と創設、以来総合プロデューサーを担当されています。音楽史(器楽編とオペラ編)と歴史を対比させ、どのような時代背景で音楽が発展してきたか、歴史的な名曲の生まれた当時人々はどんな暮らしをしていたのか、人々の心に触れることで、これまで知っていた曲も味わい方が変わり、より深く味わえるようになるかもしれません。

〈出演者〉

(写真左より)

■佐原 敦子(ヴァイオリン)
東京芸術大学付属高校、同大学を経て、同大学大学院修了。文化庁芸術家在外研修員としてウィーン国立音楽大学大学院室内楽科修了。ウラルスク国際コンクール優勝。イギリスのレーベル Quarz よりデビューCD、TOCCATA CLASSICSより「ユリウス・レントヘンのヴァイオリンとピアノのための室内楽作品」を世界初リリース。現在、東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師(芸大フィルハーモニア管弦楽団)、アンサンブルofトウキョウメンバー。

■夏秋 裕一(チェロ)
兵庫県出身。東京芸術大学附属音楽高校、同大学を経て、同大学院を修了。KOBE国際学生コンクール最優秀賞、兵庫県教育委員会賞。室内楽にて第35回霧島国際音楽祭賞。アドヴェント、霧島国際音楽祭などの主要な講習会やミクローシュ・ペレーニ、鈴木秀美、各氏によるマスタークラスに参加。現在、藝大フィルハーモニア管弦楽団チェロ奏者、アンサンブル室町、チェロアンサンブルXTCのメンバ ー。

■中川京子(ソプラノ)
大阪音楽大学音楽学部卒業。15年のブランクを経てコンクール入賞と田口興輔プロデュース共演の「椿姫」「蝶々夫人」で復帰を果たす。ミラノ・ローマ・ヴェネツィアで研鑽を積み、各種クラッシックコンサートで活躍。近年はベルカント生かした深く表現豊かな声がクラッシックを飛び出した世界でも好評を博し、国内外のクルーズ船・ゲストステージ等でも活躍。軽井沢森の音楽祭「中川座オペラ」座長。

■髙島春樹(ピアノ)
1975年カナダ生まれ。4才よりピアノを始め、神戸大学在学中より演奏活動を始める。即興演奏を得意とし、ジャンルを問わない共演ピアニストとして活動している。現在は年に2-3度渡仏し、世界的な現代音楽のピアニスト、ジェイ・ゴットリーブと、元オペラ座のコレペティでパリ音楽院教授のモニック・ブーヴェに指導を仰いでいる。

■特別ゲスト:麻生裕雄(西国寺 副住職)※写真下
京都の大学を卒業し、高野山大学大学院密教学専攻修士課程を修了。その後、京都伏見にある総本山醍醐寺伝法学院にて1年間僧侶になるための修行を終え、現在は西國寺副住職を務める。2016年度には尾道青年会議所理事長を歴任する。

■プログラム
第1部 ・オープニング:西國寺 麻生副住職によるお経
・チェロとお経のコラボレーション
・西國寺お堂での器楽演奏
■器楽編曲目
1. J.S.バッハ作曲 / インベンション第1番、第4番、第8番
2. J.S.バッハ作曲 / G線上のアリア
3. イザイ作曲 / 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番「バラード」ニ短調Op.27-3
4. 黛敏郎作曲 / 無伴奏チェロのためのBUNRAKU
5. へンデル作曲 ハルヴォルセン編曲 / パッサカリア

第2部 ・西國寺お堂でのオペラ演奏
■オペラ編曲目
1. プッチーニ作曲 / オペラ 『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さま」
2. ヴェルディ作曲 / オペラ『運命の力』より「神よ平和を与えたまえ」
3. プッチーニ作曲 / オペラ『トスカ』より 「歌に生き愛に生き」
4. ヴェルディ作曲 / オペラ『椿姫』より 「不思議だわ〜花から花へ」
・麻生裕雄副住職が答えるオペラにまつわるお悩み相談
・麻生さんからの言葉(オペラ内容に関連した)
・エンディング

講義計画

第1回

1日限定のスペシャル講義です

講義名
INNOVATION of CLASSICAL MUSIC ~Symphony of Lights~
定員
50名
日程
9月29日(土)
15:00 開場
15:30 開始 - 17:30 終了(予定)
開講決定日
開講決定!お申し込み受付中! ※開講決定日について
授業料
前売り4,000円/当日4,500円(税込) (全1回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
西國寺(尾道市西久保町29-27)
教授
高山信彦
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