備後から生まれた尾道デニムプロジェクト
備後地方に継承されてきた繊維の歴史。土地を知り歴史に触れつつ、この備後地区で継承されてきた技術と繊維への想いを皆さんと学んでいきます。“備後地区の繊維生産の継承/発信”と“せとうち/尾道の街の魅力の発信”を目的として始まった尾道デニムプロジェクト。所謂ヴィンテージ加工ではないリアルなユーズドデニムを街ぐるみで創るため、尾道で働く様々な職業の人たちにデニムをワークパンツとして穿いて頂いています。そして、それぞれの色落ちの個性が最大限に出るように、毎週回収し、島根県奥出雲市にある専門の工場で職人によって洗いにかけるという工程を1年間繰り返します。この制作工程そのものが尾道デニムの価値観であり、世界初の試みとなりました。
そんな工程を経て出来上がったデニムは尾道デニムとしてまさにヴィンテージの空気を纏い、尾道の暮らしそのものを表現しています。
すべては1本の糸から作り出される
クオリティが高いと世界的に評価されているMADE IN JAPANのデニム。
そのすべては1本の糸の品質から始まり、染色・織り・縫製など全ての過程において一つひとつこだわり抜いた職人たちの作り込む技術に裏打ちされ、世界からも注目されています。便利になる世の中で、生産の合理化や流行の移り変わりといった世の中の動きに逆行しながらも、確かな光りを放ち続ける職人達の真剣なものづくりへの姿勢と目。備後地方に継承されてきたものづくりに触れてみて下さい。ゲストには、日本国内のみならずデニム業界に於いて「世界のカイハラ」と言わしめるカイハラ株式会社より貝原良治さんをお招きします。
自分のデニムの事を知り、楽しみつくす
デニムの持つ最大の魅力の一つである経年変化。穿いていきながらつくられるねじれ、ヒゲ、ダメージは自分だけの物語が刻まれています。大げさに言えば、共に歩み、共に変化していくデニムは穿き手の方の暮らしそのものです。しかし、そんなデニム製品がどの様に作られているか知っている方は多くはありません。
「どういう縫製か?」「生地の特徴は?」
本講義では、糸や生地といった繊維の基本から、デザインや縫製など製品にかかわる様々な特徴など、普段なかなか触れることのないデニムの魅力について学んでいきます。
また、クラッシュ、ダメージなどのヴィンテージ加工やリペア手法についても、実際にデモンストレーションを開催します。
備後のモノづくりの”歴史”と”現在”について学びましょう
一本の糸が染色されて織られるまで。全ての工程において一つひとつこだわり抜かれた職人たちの技術により生み出されているデニム生地について学びましょう
普段なかなか触れることのないデニムづくりの基本。一本のデニムがどうやって作られているのか。デザイン・パターン・縫製について学んでいきます 日本と海外の縫製の違い、価格の違いの理由、目利きポイントなど作り手ならではの視点でデニムを学びます。
お気に入りのデニム持参していただき、そのデザインや縫製、生地の特徴など知ってみよう 履き心地の違いはどんなところから生まれるのか、色味や色落ちについて、洗い方についてなど、デニムの関する様々なトリビアや疑問、履き手のお悩みについて語り尽くします。
気になるデニムのダメージ・クラッシュの加工のやり方を学びましょう クラッシュ・ダメージ加工やフリンジング、穴の開け方など、デニムのもう一つの楽しみ方「カスタム」のデモンスレーションを行います。
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