食べ方は生き方
普段、口にするものをどうやって選んでいますか?安心、安全を判断する基準はどうでしょう?
野菜を購入するとき、オーガニックや無農薬など色々な言葉を目にしますが、実際に野菜がつくられているところをイメージすることは出来るでしょうか?
この講義では、普段食べている野菜がどのように作られているかを知り、自分で作れるようになるためのヒントをお伝えします。新規就農したい方はもちろん、家庭菜園に興味のある方も、農夫の皆さんが自然と向き合う中で学ばれている、暮らしの知恵や人生哲学に触れてみませんか。
教授のご紹介
本当に美味しくて思わず人に勧めたくなるほどのマスクメロンとの出会いによって農業を生涯の仕事とすることを決意した村上教授は、それまで絵描きとして活動されてきた経験を下地に、心を込めて作業を行うことと、自分のこだわりや農作物の魅力をきちんと伝えることに重きを置いた「伝える農業」を実践されています。年間20品目もの作物を育てられている畑はとても美しく、思わず深呼吸したくなるほど。
また、村上教授は「作る人にも食べる人にも体に良い魅力ある農業」を実現すべく、土の中の菌類を元気にする農法である「炭素循環農法」や「無農薬」など様々な農法の研究に取り組まれています。そして、ご自身も父として子供たちを想う気持ちから、学校給食に地域の農家が農作物を直接納入する取り組みや、食育の授業も展開されています。
教授からのメッセージ「農夫の心」
農夫とは「農」を生き甲斐とし愛する人。「農」の漢字には森を切り開き畑とする意味があります。尾道自由大学の講義は、普通に仕事をしていたら出会わない人と出会い、普段考えない事について考えるきっかけでもあります。自分の人生をも切り開く精神を学べる場となるよう皆さんで耕しましょう!
しまなみ海道の中の島の一つ、因島(いんのしま)には、魅力的な農家さんがたくさんいらっしゃって、今、多くの就農者の方々を惹きつけています。村上教授と一緒に農業や暮らしのヒントを学んでみませんか?
(第5期募集開始日 2018年1月11日)
10:30-12:00 農夫のしごとを体験
・教授紹介のあと、畑へ移動し、農作業を体験をします。
・今期はスナップエンドウの収穫を体験出来る予定です。(作業内容は季節によって異なります)
12:00-13:30 島の食事処へ移動して昼食
13:30-15:30 自分の畑への第一歩を踏み出そう
・持続可能な農法「炭素循環農法」のお話を伺い、その仕組みを実際に身体を動かしながら学びます。家庭で気軽に野菜づくりを始められる、プランター作りも体験出来ます。
※雨天の場合、畑作業ではなく「炭素循環農法畑」の見学とお話に変更になります。
15:30-17:00 農夫の心構えを学びます。
・1日を振り返りながら、農夫の心構えについてのお話を伺います。