担当教授の紹介
野生に学ぶ「暮らし」ゼミの担当教授は生口島(瀬戸田)で猟師や料理人として活動されているししガール 長光祥子さん。
大阪から生口島(瀬戸田)にIターンし、狩猟活動をベースに、磯遊び、山歩きを楽しみながら、自然との共生を目指して日々活動されています。
人の暮らしがその土地の自然の循環と大きく離れてしまったことによって、食料自給率の低下や農業の担い手不足、そして様々な環境問題が引き起こされていることに着目し、現在は島の元農場のあった山を購入し「Feast forest project 生口島ごちそうの森」の事業化のため奮闘中。
Feast forest project 生口島ごちそうの森とは?
山があり畑があって、そこに命の循環があり、多くの生物が共存することで、自然界の均衡が保たれる。そんな平和な世界に身を委ねた暮らしを実現していく仲間や場所を全国に増やしていき、みんなで幸せになる。Feast forest project 生口島ごちそうの森はこんなことを理念に掲げ、生口島の森を基地にして活動されています。
本ゼミで取り組めることの例
尾道自由大学のゼミは、ご自身の学びたいこと、探求したいことを活かしながら教授との協働の中で、ご自身の暮らしや仕事の中に新たな視点や技術を身につけ取り入れることを目的にしています。
本ゼミでは、長光さんの取り組まれている、様々な活動の中から特に下記の点に取り組んで頂けます。
・狩猟
・農業
・養鶏
・自給自足の暮らし
・地域の特産品を活かした商品・事業プロデュース
・耕作放棄地、休眠施設の活用
…etc
学びの可能性は無限大です。これ以外のテーマについても取り組みたいことのある方はご相談下さい。
教授からのメッセージ
草は、木々は、獣は敵ではない。
私たちは今のスピードの生活の中で、つい自然をコントロールしようとしがちではありませんか?
例えば、草。刈り込みすぎることによって、より生えてこようとして、背の高い草が生えたり、ずっと刈り続けないといけなかったり。
水の流れは、側溝をつけたら流れが早すぎてその土地の水を流し過ぎてしまったり、土砂が滞って、溝掃除をし続けなければいけなかったり。
猪や鹿、猿などの野生動物も田畑を荒らし農作物を食べてしまうので獣害と呼ばれる様になる。
この講座では、自然と共存しながら整備して行く方法を学びます。
少しずつ、その土地の地形や水や空気の流れ、木々の状態からその土地の自然な状態はどんな状態かを感じ、考えながら、人間は自然のきっかけをつくる役割。自然と関わる仕事は実は女性や子ども、高齢者の方、誰でも出来ます。
知ると、今までとは違う視点で身近な”自然”を感じ、楽になり、日々がより豊かに過ごせるようになるはずです。ぜひみんなで学び合い、これからの時代に素晴らしい森や海を残していきましょう!
(募集開始 2021年6月18日)
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