「日本百名山ひと筆書き」「日本二百名山ひと筆書き」 に続く、新たなる挑戦へ
2014年、前人未到の挑戦として、南は鹿児島県屋久島から北は北海道利尻島までの「日本百名山ひと筆書き~Great Traverse~」7,800kmの旅を208日と11時間で達成しました。2015年には、北海道最北端宗谷岬から鹿児島県の佐多岬までの新たな100座を、同じく人力のみで繋ぎあわせる「日本二百名山ひと筆書き~Great Traverse2~」約8,000kmの旅を222日で達成しました。そして、2018年1月より新たな挑戦となる「日本三百名山ひと筆書き~Great Traverse3~」をスタートした田中陽希さんが、その挑戦の途中に再び尾道へ訪れます。日本に未だ残る豊かな自然と文化の素晴らしさを伝えながら人力のみという過酷な旅で感じたものとは。尾道水道、そして向いにそびえる島や山を眺める会場であるONOMICHISHAREにて、その冒険の魅力について伺います。
田中陽希さんのプロジェクトへの想い
日本二百名山ひと筆書きのチャレンジのゴールで「Next Challenge」と叫んだあの日から、2年の月日が流れました。次のチャレンジを模索する中で、時間の経過と共に、過去2度のチャレンジで登ってきた山々の思い出が頭の中を駆け巡り、また登りたい山、歩きたい町が次々に溢れ出てきました。さらに、「日本の四季」を味わってきたと言ってきましたが、実際は「春夏秋」を主に歩き、登ってきたため、冬の山の厳しさや美しさを味わうことは未だにできていません。再び日本を旅の舞台とし、その集大成とするべく、これまでの200座に新たな101座の山々を加えたトータル301座の踏破を目指す「日本三百名山ひと筆書き~Great Traverse3~」。今、新たな旅がスタートしています。
日本3百名山ひと筆書きとは
随筆「日本百名山」を著した深田久弥氏が厳選した100座、その「日本百名山」に入らなかった46座と「深田クラブ」によって選定された54座を合わせた「日本二百名山」とされる200座、そして1978年に日本山岳会により選定された101座を新たに加えた「日本三百名山」とされる301座。それらを、プロアドベンチャーレーサー田中陽希が人力のみで繋ぎ合わせる旅。日本列島を鹿児島県の屋久島から北海道の利尻島へ北上するルートは10,000㎞を超える距離と想定され、期間は約1年6カ月を予定しています。チャレンジ中は陸路は徒歩とスキー、海路はシーカヤックやパックラフトを使用します。今までの挑戦とは異なり“冬”の山を 登ることになるため、アドベンチャーレーサーとしてのプロフェッショナルな体力とスキルが求められる挑戦です。
尾道自由大学は、これまでの田中陽希さんのチャレンジから、たくさんの勇気をもらいました。そして今回の旅の途中もまた、尾道を通過する彼を囲んで、みなさんと共にこの偉大なる旅の成功を願い、応援をしたいと思います。また、会場はONOMICHI SHAREの好意でお借りさせていただきました。出来ましたら、来場のみなさんに会場へのカンパをお願い致します。