旅を、そして日常を・・・
いつもの風景を、いつもとは異なる相手と、描き歩く
暮らしの中の何気ない風景を日記につけたり、旅先の出来事をカメラで切り取ったり。時を経てから見返してみると、そのどちらも、自分らしい視点や思い出が詰まった大切な記録になりますよね。
たとえば「スケッチ」という手法も、自分らしさを活かした味わい深い記録となります。旅も、町歩きも、思いのままに、気のままに、さっと描く。グループワークとフィールドワークを通して、町歩きとスケッチをいっぺんに楽しむのが「尾道スケッチ・ツアー」です。
この講義では、フォトジェニックな町と言われる尾道を舞台に、スケッチブックを持って“描き歩き”をします。初めまして!の人同士でグループを組み、「どのポイントを記録していくか」テーマを決めることだって、スケッチの一環。講義で出会う“同級生”と町歩きをすれば、きっと1人の時とは違う新しい刺激と視点を授かることでしょう。いつもの風景が、いつもとは異なって見えるかもしれません。
生涯ずーっと付き合っていけるのが「スケッチ」のいいところ!
年齢を重ねても、ずーっと続けていける「スケッチ」についてのレクチャーは、ワークショップを体験しながら学んでいきます。趣味にもなるし、仕事や自分の活動などでも役に立つスケッチの“考え方”と“基礎”を短期集中で学んだら、さっそくスケッチブックを持って尾道の町へ飛び出します。
初めて尾道を訪れる人にとっては、地元の人との触れ合いや、ガイドブックでは知ることのできないローカルスポットを巡るチャンスになるかもしれません。ありきたりな“旅行”ではなく、なにかを学びとりながら地域を理解する。そんなスケッチ・ツアーが、あなたを待っています。
上手下手ではなく“自分らしい視点で尾道をとらえる”ために
この講義は、スケッチの画力を養うものではありません。スケッチは、相手に伝わる要素をつかむことが大切。つまり、「上手に描く」ことに囚われるのではなく、自分らしく描くことが第一歩です。そのポイントを感じ取ったら、あとは自分の画力は気にせずに、着眼点や思いを自由に表現してみましょう。
そして、自分の描いた絵を積極的に人に見せて説明することが、とても重要。日頃、そうした機会はなかなか無いと思います。インプットをしたら、次はアウトプットへ。講義の最終回では、グループのテーマをもとに、あなたがスケッチで描いた尾道を、みんなにシェアしてみましょう。
(第1期募集開始日:2014年8月9日)
◯スケッチで自己紹介
◯伝言ゲームで、スケッチの“考え方”を体験
◯基礎練習
◯グループを作り、テーマを話し合い、スケッチの対象を決定
◯スケッチプラス(感情や雰囲気を伝える方法を学ぶ)
◯キャンパスの周辺をみんなでスケッチ・ツアー!
◯発表とフィードバック(第4回につなげる講評)
◯尾道の町をグループでスケッチ・ツアー!
◯グループテーマを踏まえ、最終発表を意識しよう
第4回のスケッチ・ツアーのテーマを発表
◯総評講義レポートはありません。