備後の畳表を継承する
昔より尾道を含むこの備後地域は最高級の畳として名を馳せた“備後畳表”の産地です。その品質は幕府や朝廷に献上されていたほどでした。しかし、日本の暮らしの中で当たり前のように生活の一部であった畳も生活の変化によりニーズは減少しました。
その備後畳表の価値を取り戻すために、い草プロジェクトは誕生しました。畳の素材である備後のい草の価値を創出し伝統産業の継承を理念に、い草の苗から栽培をスタートしました。絶滅に近い品種である「せとなみ」を活用し昔から伝統を守り続けて来た畳表職人・門田さんを指導者にお招きし、地元の農業高校の生徒たちと一緒に栽培に取り組んでいます。
い草部を通して出会った仲間との新たな取り組み
いぐさ部の活動を通して関わったことのない分野の方や様々なモノづくりの職人さんと出会う機会がたくさんありました。家具であったり、籠であったり、布であったり・・・私たちは、それぞれの技術で出来上がったモノや職人さんたちとの出会いに感動し、ともに彼らとなにかできないかと考え「いぐさ部 meet ”あなた”」をテーマにワークショップシリーズをスタートさせることになりました。 記念すべき第一回目のゲストは、藁をつかってジュエリーを作り出す、花背WARAの藤井桃子さんです。 京都市左京区の山深い地域、花背で生まれ育った藤井さんは、地域のお年寄りに学んだ藁細工技術を駆使してさまざまなジュエリーを生み出すアーティスト。彼女との出会いで、いぐさ部のアクセサリーワークショップが生まれました。作家であり私たちの先生でもある藤井さんと一緒に、今回は藁のバングルを作ります。もちろん備後い草も登場しますのでお楽しみに!
お気軽にご参加くださいませ。
※当日はお茶とお菓子を振舞います。アレルギーや苦手なものが有る方は、ご連絡の際に記載をお願いいたします。
■プログラム内容
・第1部
10:00 開始(自己紹介&花背WARAさんより一言)
10:15 作業開始
12:15 解散
・第2部
13:45 開始(自己紹介&花背WARAさんより一言)
14:00 作業開始
16:00 解散
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