かつて、広島県の尾道、福山を含む備後地域は、最高級の畳として名を馳せた“備後畳表”の産地でも知られ、良質ない草の栽培と、それを素材とした伝統産業が発展していました。その品質は幕府や朝廷に献上されていたほど。
しかし、生活様式の変化により、日本の暮らしの中で当たり前のように取り入れていた畳文化も、ニーズが減少し、外国産の安価ない草の進出や後継者不足もあり、備後のい草産業や、備後い草の栽培は衰退の一途をたどっています。
現在、ディスカバーリンクせとうちが運営する備後い草再生プロジェクト実行委員会では、地域文化の1つである備後い草を、苗から栽培をスタート。2015年夏に最初の収穫を終えた後、更なるいぐさの魅力を伝えるため、いぐさ部が始まりました。いぐさ部では、い草を使ったものづくりを通し、地域のものづくり文化や、い草の特性を知って頂くため、月に1度の講義を開催しています。12月となる今回は、クリスマスを彩るオーナメント作り。備後い草で4種類のオーナメントを作り、さらにそれを吊り下げてモビールに。親子でのご参加も大歓迎です。
■プログラム内容
(日時)
①12月23日(金)13:30~16:00
②12月24日(土)13:30~16:00
13:30〜挨拶、参加者の方自己紹介
14:30〜作業終了、質疑応答
15:00~お茶タイム
16:00〜解散
講義レポートはありません。