草をむしり「生きる」を考える
ふと足元に目を向けるとコンクリートの隙間やアスファルトの割れ目から生える草たちの生命力に驚かされたことは無いでしょうか?お庭や家庭菜園をお持ちであれば、日々の草むしりが大変だと感じている方も多いのではないでしょうか。
本講義では、そんなたくましい(!?)雑草たちの世界を少し別の角度から見てみたいと思います。雑草と向き合っていたはずが、いつの間にか自分の生き方や人間関係にまで広がっていく…そんな時間を遊ぶように過ごしてみませんか?
講義のタイトルに「草むしり」とありますが、草むしりの方法をがっつり学ぶわけではなく、雑草それぞれの「生き様」を紐解きながら、人間にも通じる「生きる」を考察するような場に出来ればと思います。
雑草たちが問いかけてくる「強さ」や「弱さ」とは?
雑草と一言で言っても、小さな草、背の高い草、花の咲く草、、、色々な草があります。
草たちはどんな作戦で子孫を残し、種を繁栄させて来たのでしょうか。
「身体の強さが大事なのか?」
「可愛さが大事なのか?」
「競争したくないやつは弱虫か?」
「頼ってばかりじゃ生き残れないのか?」
じゃあ、強さってなんだ? 弱さってなんだ?
そんな哲学的な問いへの答えも雑草たちが教えてくれるかもしれません。
さいとー教授からのメッセージ
私は雑草と向き合っていたはずが、いつの間にか自分の生き方や人間関係にまで広がっていく…そんな妄想が広がり、この気づきを皆さんとシェアしたいと思い、講義を企画しました。草むしりはあくまでも「生きる」を考察する入り口にすぎません。
草むしりなんてやったこともない人も、草にまったく興味がない人も、私たち人類が誕生する遥か前から草たちが日々淡々と繰り広げてきた、ワクワクの詰まった世界を覗きに来て下さい。
色んな人に参加して頂けたら面白いなと思います!
とにかく、なんじゃこれって少しでも気になったら、ぜひ。笑
みなさんが感じたことも共有しつつ、いつもの草むしりとは別の視点・世界を楽しんでほしいと思っています。
教授の紹介
2019年3月、当時住んでいた家を引き払い、講義「日常を変える道草学」も休止して、全国道草行脚に旅立った「雑草仕掛け人」ことさいとー教授。
旅の記録として記事がアップされていたnote『雑草で、生きていく。』には、「目的、目標はありません。欲望と快楽に身を任せ、最も気持ちの良い私と雑草の交わりを探る、自己満足の極み旅。」という口上と共に、日本全国の雑草たちと戯れる旅の様子が綴られています。
(募集開始日 2021年6月9日)
11:00〜11:30 はじめに
教授の紹介と講義全体についてのお話11:30〜12:30 道草散歩&草むしり
会場周辺を歩きながら色々な場所に生えている草花を観察したり、草むしりをしてみます12:30〜13:00 お昼タイム(弁当付き)
地元で採れた魚を使った優味さんのとっても美味しい瀬戸内弁当をお召し上がり頂きます。13:00〜14:30 シェアの時間
午前中の観察や草むしりを通して感じたこと、考えたことを共有し合います。14:30〜15:00 まとめ
雑草たちから学んだ「生きる」についての考察のお話講義レポートはありません。