「チャイ」とは、元々は「お茶」を意味する言葉。その昔、お茶の文化の拡がりとともに「チャ」という言葉が伝えられ、「チャイ」に変化したといわれています。今では色々な国で「チャイ」という言葉が使われ、それぞれの国でまったく違う飲み方がされています。インドでは生活に欠かせない飲み物のチャイは、インドに行くとスパイスを使わずに茶葉を濃く煮出して砂糖をたっぷり入れた煮出しミルクティーが出されます。
今回のチャイブレンドのワークショップは、原料の香りを実際に嗅いで、自分好みの香りになるよう、何種類もあるスパイスをブレンドします。同じものを使って各自でブレンド…隣の人がつくったものとは色も香りも違います。また、何度つくっても同じ香りは再現できません。そんなオリジナルブレンドの醍醐味を楽しむ時間を過ごしましょう。
教授は、インドカレーがスキならご存知の4人組のスパイス料理研究ユニット「東京スパイス番長」のメタ・バラッツさん。インドから日本に初めてスパイスを持ってきたことで有名な父アナンさんです。現在ではアナン株式会社の社長を継ぎ、現在は100種類以上のスパイスを中心に、豆や紅茶なども扱う傍ら、スパイスのことを知ってもらいたいと活用の仕方の提案やアレンジなどを手掛け全国を飛び回る日々。
映画でいうなればスパイスは名脇役。
そして、名脇役は素晴らしい主役(尾道(地域)、尾道の人々(人)、食材)を輝かせることができます。100種類以上あるスパイスの味や効能、歴史などの知識を武器に自分たちの好きなものをもっと輝かしていきましょう。
そこで、バラッツ教授が尾道の食材を豊かに味付けていくために考案したオリジナルスパイス、その名も「Bharat101&102(バラッツ101-102)」は、2014年7月からOnomichi U2で販売をしています。(※Bharatとはヒンディー語で「インド」という意味)パッケージデザインは、「盛り付けデザイン学」教授の飯野さんが“インド”や“おのみち”をイメージしてコラージュしてくださった作品です。
□Bharat101(カレー粉)
本格カレーにも、カレー風味の料理にも、これ1つに凝縮されたスパイスで風味豊かに。塩味はついていませんので、お好みの塩で調整してください。カレーの隠し味やカレー風味の料理にオススメ!
□Bharat102(ミックススパイス)
普段の調味料の代わりに振りかけるだけで、普段の料理が芳醇なスパイス料理に早変わり。野菜、お肉、お魚と、何にでも合います。
スパイスや食材というのは本来自由に好きなように活かすことができるものです。尾道自由大学という1つの枠に収まらない場所で、様々な個性豊かの仲間たちとスパイスというツールで交流がはじまれば、いろいろな発想、新しい可能性が出てき面白いものをより面白くできると思うのです。尾道を舞台に、「尾道」が持つ場所の魅力を、スパイスで輝かせてみませんか。
・原料についてのレクチャー
・実際に香りを嗅ぎます。自分好みの香りを探します
・何種類もあるスパイスをブレンド
(ブレンドしたスパイス35g程度は、お持ち帰りいただきます)
・みんながブレンドしたチャイを飲み比べてみます
(第1期募集開始日:2015年1月17日)