講義レポート

はじめに

『目で見る英語！？絵にするコトバ！？ 』第1期は、2020年3月8日（日）、4月5日（日）尾道自由大学メインキャンパス＠ONOMICHI SHAREで開催されました。3日間に渡って行われた講義の様子について、担当教授 三戸雅彦さんのコメントも交えながらお伝えします。

英語を図解するとは？
英語を学ぶ時にその言葉の意味を和訳して覚えるのが一般的ですが、丸暗記しようとすると、覚える量が膨大になる上に、その単語をなかなか上手に使いこなせません。「10個の前置詞をマスターしてみよう」では、単語の意味をイメージで覚えることで、自分が書いたり、話したりする時にも迷うことが少なくなります。

「前置詞は名詞とセットで覚えると覚えやすい」
「中学生英語をマスターするコツは学校で習う順番にこだわらないこと」

などの学び方のコツに加えて、「イメージすることが出来る力」が勉強だけでなく、仕事や人生においても大事な理由など、三戸教授の哲学が詰まっていました。

「学校や通っている塾とも違った観点の講義に対して、質問も活発に出てくるなど参加した生徒さんの積極性に驚かされました。」（三戸教授）

日本語と英語の文章そのものの違いは何か？
「意外に知らない名詞のヒミツ」続いて「疑問詞を知ると英語の仕組みがわかる」では、英語を図解することで、英語の仕組みをより明確に理解出来ることを知って頂きました。

a(an)やtheといった冠詞や、過去分詞など、昔に苦戦したことも、図解して学ぶ事で、かなりわかりやすくなったのが目からウロコでした。

「中学生からの質問では、受験に向けてどんな学習を今後心掛ければよいか？など受験に備えた質問が多かったです。また大人の参加者は、学生時代を振り返った英語学習と比べて、今日はどういった英語学習なのか？などに関心がありました。」（三戸教授）

そして、皆さんに共通していたのは、特に英文法はルールを丸暗記するだけの学習になっている方が多いのですが、図解することで、より親しみやすくなるということでした。

地元紙「尾道新聞」に記事が掲載されました

次回講義のお知らせ
　次回は5月10日（日）「動詞を極める者、英語を制す」「英語が得意な日本人になろう！」を行う予定です。

「動詞を極める者、英語を制す」では、基本的な動詞に注目します。日本語同様、英語にも「動詞」は数え切れないほどの量が存在します。どう覚えるか？理解するか？がテーマとなります。

動詞の理解を深めることで、英語の表現の幅が大きく広がることになります。日常生活で見かける英語を用いながら、型にはまらないお話になる予定です。

そして、「英語が得意な日本人になろう！」が図解英語最後の講座になります。ここでは、英語学習のウラ側的なお話として、「入試問題はどうやって作られるか？」「海外の入試問題はどんな問題？」など学生さん向けのお話から、「勉強が遅れている生徒をどう一流大学に合格させたか？の成功例」「英語学習を継続する上でのコツ」などをお伝えします。

講義の「今後」の展開について（三戸教授からのメッセージ）
　こういった英語講座を単発としてではなく、尾道で定着させていきたいと思っています。
図解英語による英語の仕組みや読解表現とネイティブの講師との会話表現を組み合わせた、学校では教わらないユニークな英語学習を尾道で実行できればと、願っています。
「尾道の子供たちは、どうして英語がよくできるんだろう？」と、県外から話題になって欲しいです。そうなってくれることを願っています！

お知らせ
教授が執筆された書籍の販売も好評です。

with#前置詞といっしょ！
coffee#名詞のヒミツ！

蔦屋家電（広島駅南口）、Amazon、オフィシャルECサイト尾道自由大学商店でも販売中！

また、5月中旬には、「『中学→高校の英文法が図解でわかるノート [ 基礎編 ]　# 動詞と踏み出そう！』」が発売されます！

（text 高野哲成）