「盛り付けデザイン」は、食材×器の世界だけではない
尾道自由大学の人気講義『盛り付けデザイン学』。器への盛り付け方を中心にテーブルコーディネートやスタイリングのヒントを学び、日々の食卓に、思いやりと少しのセンスを加えるだけで、より自由で楽しい食時間を演出できるということをお伝えしています。
今回は特別編として、①ご家族やご友人と季節の行事をもっと素敵に楽しみたい方、②お仕事で扱う商品のスタイリングや店頭ディスプレイを魅力的にデザインしたい方へ、2つのプログラムをご用意しました。
地域の食材や、器など身の回りにあるものの魅力を見直す視点や、盛り付けデザインの根幹にあるグラフィックデザインについてのセンスや知識を活かし、暮らしや仕事ですぐ実践できる「盛り付けデザイン」を学んでみませんか?
自由で美しいデザインを生み出すもの
本講義の教授である飯野登起子さんはグラフィックデザイナー出身。現在は、盛り付け+デザインの造語である「盛り付けデザイナー」として料理の盛り付けデザインや百貨店のディスプレイデザイン、「食」の魅せ方のプロデュースをお仕事とされています。シンプルな料理も並べ方によって驚くほど印象が変わります。意外なメニューがパーティーフードになるなど、その「魅せる盛り付け」によって老舗の料亭から新進気鋭のフレンチレストラン、農家や陶芸家などの作り手たち、島やお寺などの地域まで、「食」にまつわる様々な分野の人々とのコラボレーションが生まれています。
また、青山のFarmer’s Market@UNUで出会った『植物自由区』を運営されている片山陽介さんと「スプラウト摘み取りパーティー」のワークショップや、サラダキッチンカー『WISH FRESH SALAD』の酒匂敦さんとサラダを盛り付けるワークショップを行ったりと、素材と盛り付けを観た人が、食べるシーンを思い浮かべてわくわくする、そんな盛り付けデザインの可能性を広げていらっしゃいます。
美味しい、魅力的と感じる情報の8割は視覚から
受講生の日々の盛り付けやスタイリングで感じられている疑問や課題を解決すべく、対話と実践を重ねる時間。盛りつけた作品について、より魅力的に魅せるスタイリングのコツや写真撮影の簡単なコツもお伝えします。美味しい、魅力的だと感じる情報の8割は視覚からとも言われるように「魅せる」という視点は、あらゆる場面にとても活きていきます。心地よさやおもてなしの工夫も、これまでと違った世界が見えてくることでしょう。暮らしや仕事の中で抱えるお悩みを解決するヒントがあるはずです!
●選べる2つのプログラム
① 3月14日(土)「お花見パーティー&ピクニック編」
いつもと一味違ったパーティーやピクニックを演出されたい方へ向けてのワークショップ。今回のテーマは「お花見」。手作りのお弁当や市販のお惣菜を使い、器(お弁当箱やお重など)の選び方や小物づかい、盛り付け方など、より美味しく演出するコツを学びます。
【持ち物】
盛り付けたいお弁当箱、お重や小物
※食材はこちらで準備します
※スマートフォンがある方はご持参ください
② 3月15日(日) 「マルシェ&簡単ディスプレイ編」
イベントへの出店が多い方必見。商品のスタイリングや店頭ディスプレイ、マルシェやファーマーズマーケットを魅力的にデザインしたい方へ向けた実践型ワークショップです。
【持ち物】
盛り付けたい食材、商品、ディスプレイに使用したい小物など
※飯野教授に実際にアドバイスを貰いたい物がある方はご持参ください
※スマートフォンがある方はご持参ください
☆どちらの講義もスマートフォンを使って上手に撮りたい方のため、撮影の簡単なコツやSNS等を通じて「魅せる」「伝える」盛り付けデザインを学びます。