アドベンチャー神社学
旅と文化学部


神社を通して日本の原風景を探索する


日程
2023年 3月25日(土)10:30-12:00(第1回 座学、オンライン受講対応)
           12:15-16:00(第2回〜3回 フィールドワーク)
2023年 3月26日(日)10:00-17:00(第4回〜5回 フィールドワーク)
※第1回の座学のみオンライン参加が可能です。
授業料
20,000円(税込)
オンライン受講(第1回)4,000円(税込)
キャンパス
尾道自由大学キャンパス(尾道市土堂2丁目10-24 2F ONOMICHI SHARE)
※コロナ蔓延防止の関係で座学会場を向島フルーツヒルズに変更します。(尾道駅前に集合し車で移動します)
尾道近郊の神社
教授
中村真(JINJA BOOK発行人)
開講決定日
3月10日(金)まで受け付け中!

講義内容

自然から生まれた、敬う心
神社を通して日本の原風景を探索する

日本全国に8万社以上もあるという神社。この数はコンビニエンスストアよりも多いとされています。日本人のルーツや生活習慣、暮らしに深く根付いているにも関わらず、あまり知られていない深い魅力や、思いもしなかったミステリーが沢山あります。アドベンチャー神社学は、神社にお参りに向かうプロセスそのものが、大冒険。本講義を通して、旅先で、故郷で、いつもの町で、日本中にある神社や自然を楽しむ新しい視点をお伝えします。人間以外との出会いも沢山あるかも!?

神社の魅力を分かりやすく楽しく紹介
若冲など日本の伝統美術が大きな話題となり、「聖地」「パワースポット」ブームが続くなか、幅広い層が注目する人気スポットになりつつある神社。しかし、多くの人が神社について充分な基礎知識の無いままなんとなく有名神社を訪ね、なんとなくの「癒し」を感じて、その魅力のほんの一部にしか気づいていないのが現状です。八百万の神々を感じる日本特有の自然観を形づくり、その象徴として愛され続けてきた神社という空間。歴史的背景や神話などを効果的に交えながら紐解いていくことで、その魅力をわかりやすく紹介します。

鎮守の森に囲まれた神社は、たとえそれが都市にあっても、自然との繋がりを体感できる、みんなに開かれた空間です。もっと気軽に、例えばハイキング感覚で何度も足を運ぶうちに、「癒し」以上の何かを与えてくれるはずです。神社が紡いできた物語は、季節の行事や慣習として私たちの生活の中に溶け込んでいます。そしてそれは、「グリーン」「ナチュラル」「オーガニック」などのバズワードを標に、世界中で求められている新たなライフスタイルにも通じるものなのです。日本ならではの古くて新しい価値観を再発見し、毎日の暮らしに程よく取り入れていくために。本講義では、神社にまつわる教養や知識だけでなく、その先にあるライフスタイルを提案します。

教授は、神社愛好家で尾道自由大学校長の中村真さん
神社に興味を持って20年ほど前から日本全国のいろいろな神社を巡って、いろいろなことを聞いたり調べたりしていたという中村さん。神社好きが高じてJINJA BOOKという書籍を出版し、その発展として生まれたのがこの「神社学」です。この講義では、一生かけても調べきれないほど深い神社の魅力をみんなで存分にシェアし、日本の歴史や自然、民族性などを学びながら、実際に尾道近郊の魅力的な神社へ足を運んでみたりします。

中村真さんより
「僕は日本人なんだ」
外から眺めることで日本という国の魅力にようやく気がついた僕は、帰国後、ひとりで日本中を巡ることにした。すると、どんな地方・村・集落にも、当然のようにいくつもの神社があることに気がついた。驚いたのは、その多さにもさることながら、「その神社に誰が祀られているのか?」「どうしてそこに祀られるようになったのか?」という、本来何よりも大切な理由を、多くの人がまったく気にしていないことだった。(JINJA BOOK跋文より抜粋)

日本津々浦々、なぜ8万もの神社が存在するのか?
それぞれどのような神様を祀り、どのような伝承があるのか?

あまりに身近過ぎて疑問に思うこともなかった神社についての基礎知識を意識するだけで、見るもの、感じるものが全然違ってくる。それまで漠然としていた「八百万の神々」を感じ、自然と共存する日本人ならではの感覚も、はじめて実感することができたと思う。当然のように存在する神社に興味を持つことは、当たり前に過ぎていく毎日に感謝すること。それが僕にとっての「楽しむ」ことになっていった。
book

(第30期募集開始日:2022年5月26日)

こんなかたが対象です

  • 「癒し」「自然」「日本美術」などをきっかけに漠然と神社に興味を持っている方。
  • その他、日本人全員と、日本に興味を持つ外国人。

卒業者の声

  • 歴史が今に繋がっているとゆうこと。日本人ならではの文化・特性。歴史や文化が身近な神社につまっていること。そういうことが学べました。色んなことに感謝して楽しく大切に生活したいです☆
  • 自由大学、もちろん神社学の存在すら知らなかった一か月前の私。『アドベンチャー神社学!?』間違いない、絶対におもしろいでしょ。子育ても一段落、これから自分の時間を自分のためにどう過ごしていこうか?と考えていた私にとって、なんとも、魅力的でスリリングな「アドベンチャー」という響き。それも、普通なら結びつかないような、お堅いイメージの「神社学」という言葉にくっついて、なおいっそう興味津々。。。いわゆるアドベンチャー(アウトドア)的な知識も、神社の知識も、まるで無し。でも、絶対に楽しめる!なんとしても行きたいっ!といざ尾道へ。講義では、「日本人っていいね♪」と思える価値観や習慣が、実は神社と大きくかかわっていることを知り、自分の中に新しいアンテナが作られ。フィールドワークでは、いい歳のおじさんおばさんが、木々をかきわけ岩をよじ登り、ズボズボと雪に突入(笑)時間・場所・思いがそろって、奇跡的に生まれたとしか思えない瞬間が次々に生まれて、すべてが楽しくて。2日間、ず~っと笑いっぱなし、超贅沢な時間でした。中村校長、小川さん、ワッキーさん、かおさん、そしてこの機会を与えてくれ、見守ってくださった神様、ありがとうございました。
  • アドベンチャー神社学、ほんまに楽しかったー! もちろんアドベンチャーたっぷりで、最高だったのですが、 その導入での中村さんのお話がすごく腑に落ちて、その後を気持ちよく体験できたのが一番でした。 「自然崇拝の形としての神社」 「神社へ行こうとするプロセス自体が大事=やってみよう!」 「(古文書など)正しいか正しくないかではなく、何が伝えたかったのか?」 「日本は祈りをベースとして国だった(江戸時代まで)」 「神社=時空を超えたメディア」 「とにかく楽しむことだ!」 などなど。 で、この講義のテーマの芯の部分は、 常々自分が思っている 「とりあえずやってみよう!おもしろがってみよう!」 ということに共通していたのでした。 で、巨石や大雪の神社を巡れて、昼も夜も一緒に食べて・飲んで、濃密な2日間でした。 これは東京の自由大学では難しく、尾道自由大学だからこその講義の体系ですよね。 本当に楽しく学べました。ありがとうございました。
  • 身近にあるけど知らなかった神社の楽しみ方を知ることができました。神話とか、歴史とか、難しいこともたくさんありましたが、わかりやすく説明していただき興味がわきました。神社を見る目が変わったので、これからもっと楽しめそうです。周りの人にも教えてあげたい! 今まで自分の知らなかった日本のルーツや自然信仰、生活習慣のことなどを学ぶことができました。受講後、普段何気なく行く神社の見方が変わってきたことが自分の中で楽しかったです。
  • 東京の自由大学で神社学に初めて出会って、「意外と日本って面白い」と日本を少し好きになった。そして今回、尾道でアドベンチャー神社学に参加。”アドベンチャー”がつくからには、どんな冒険が待ち受けているのだろうとワクワクしながら教室のドアを開けた。「神社とは」、「日本の起源とは」、「日本とは」を学んだあとは、お待ちかねのフィールドワークへ。巨石群や比婆山など尾道の大自然への大冒険だった。あいにくの雨だったけど、実際神社へ登拝するときは晴れて、「雨は悪いものをすべて流す浄化の雨だったのでは?」と思えるほど、雨上りの森は緑が色濃く艶やかに輝いていた。人一倍体力のない私が山道を頑張って登れるのは、仲間が一緒だということと、登ったその先に癒しの空間が待ってくれているから。文字通りアドベンチャーの先には素晴らし光景と面白さが待っていた。行ってみて良かった尾道。受けてみて良かったアドベンチャー神社学。東京では味わえない楽しさが広がりました。そして、日本をもっと好きになって、もっと知りたくなった2日間でした。いつか自信を思って、日本について、世界に向けて発信して行けると良いな~と思っています。中村さんはじめ、4期の皆様ありがとうございました。
  • 今回、初めて尾道自由大学の講義に参加させていただきました。 当日は、先生を含め、私以外の参加者全員が関東から来ていることに最初の衝撃を受けて、アドベンチャー神社学が始まりました。 キャンパスでは日本の神話や全国の神社に関する講義を受け、日本の歴史の深さを学び、 フィールドワークでは、岩をよじ登ったり、苔むした木々の間を通り抜けたりと、大自然を全身で堪能する贅沢な体験をさせてもらいました。 この講義を通して、私が今まで知らなかった尾道や神社の楽しみ方を教わりました。 出会う人、出会うもの全てが新鮮でわくわくしっぱなしで。 これからのいろんなことを考えるきっかけをもらいました。 そして何より、神社について、私なりにもっともっと学んでいこうと思います。 人見知りなくせに単独参加してきた私に、温かく接してくれた中村校長先生、小川さん、一緒に講義を受けたみなさん、その他お世話になったみなさん、素敵な2日間をどうもありがとうございました!

講義計画

第1回

自由に感じる神社の魅力

尾道自由大学が考える「神社学」とは?
自然信仰と神社の関係。アニミズムとしての神道の魅力について

第2回

式年遷宮と大遷宮について

伊勢の式年遷宮と出雲の大遷宮の違いについて
有史上初の同年遷宮がもたらすもの

第3回

自然信仰の現地に赴く

尾道は自然信仰の地が盛りだくさん!
PART1 向島岩屋山巨石群参拝フィールドワーク

第4回

自然を祈り、自然と遊ぶ

自然信仰から生まれた神仏混合という世界でもまれにみる概念。
山岳信仰(神仏混合)について考える

第5回

自然信仰の現地に赴く

尾道は自然信仰の地が盛りだくさん!
PART2 比婆山熊野神社参拝フィールドワーク

持ち物、その他注意事項
・フィールドワーク交通費として別途1,500円を頂戴致します。
・1日目座学後の昼食は尾道の街で一緒に食べる予定です。
・山道など、舗装されていない道も歩きますので、履きなれた靴、動きやすい服装でお越し下さい。
・オンライン受講の方は事前にzoom等が使用できる環境のご用意をお願いいたします。
講義名
アドベンチャー神社学
定員
4名(※5名以上のグループでのご受講はご相談下さい。)
日程
2023年 3月25日(土)10:30-12:00(第1回 座学、オンライン受講対応)
           12:15-16:00(第2回〜3回 フィールドワーク)
2023年 3月26日(日)10:00-17:00(第4回〜5回 フィールドワーク)
※第1回の座学のみオンライン参加が可能です。
開講決定日
3月10日(金)まで受け付け中! ※開講決定日について
授業料
20,000円(税込)
オンライン受講(第1回)4,000円(税込) (全5回/税込) ※事前銀行振込
キャンパス
尾道自由大学キャンパス(尾道市土堂2丁目10-24 2F ONOMICHI SHARE)
※コロナ蔓延防止の関係で座学会場を向島フルーツヒルズに変更します。(尾道駅前に集合し車で移動します)
尾道近郊の神社
教授
中村真(JINJA BOOK発行人)
持ち物、その他注意事項
・フィールドワーク交通費として別途1,500円を頂戴致します。
・1日目座学後の昼食は尾道の街で一緒に食べる予定です。
・山道など、舗装されていない道も歩きますので、履きなれた靴、動きやすい服装でお越し下さい。
・オンライン受講の方は事前にzoom等が使用できる環境のご用意をお願いいたします。

次回開講日程の問合せ


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