「自分らしさ」について雑草になって考えてみる
「もし自分が「雑草」だったら、どんな草だと思う?」そんな質問をされたら、どのように答えられるでしょうか?
実は様々な環境に適用して生きている雑草たちと人間の間には実は共通する部分が沢山あり、雑草の世界に入り込んでみると、そこには思わず唸らされるような生存戦略があり、想像もしなかったようなアイデアに溢れています。
人はこれまでの経験の中でなんとなく自分の「得意なこと or 苦手なこと」、「好きなこと or 嫌いなこと」など、自分はこういう人間だというイメージを持つようになります。それを「自分らしさ」とも言うのかもしれません。その「自分らしさ」という固定概念を自分を雑草に例えてみることで捉え直してみませんか?
キーワードは「多様性」と「活きる」ということ
雑草と一言で言っても、小さな草、背の高い草、花の咲く草など、種類の違いによって生き様は様々、また同じ種類であっても環境によって姿形が変わる者もいます。
「多様性」という言葉は現代社会におけるキーワードの一つですが、雑草の世界は、誰に教わったわけでもなく、まさに多様性を体現し、色々な種が競争しながら、助け合いながら、自分の個性を活かして生きています。
本講義ではゲーム感覚であなたの性格や考え方についての簡単な質問に答えて頂きながら、あなたの特性を雑草に喩えてみます。そして、その雑草の「生き様」を教授と共に深堀りしていきます。
さいとー教授からのメッセージ
毎年この時期になると、前の年を振り返ったり、この1年について考える機会が増えてきます。
1人でじっくり、、も良いですが、たまには気分を変えて、みんなでワイワイ、そレモこれまでに無いような「雑草視点」で自らの振り返りをしてみませんか?
こういう時、つい自分の中の「理想と現実のギャップ」に目が行きがちですが、自分の持っている特性と自分が置かれている環境との相性など、これまでとは全く違った視点で、自由に「生き様」に向き合ってみませんか?
私自身、雑草たちの生き様から沢山のことを学び、時に勇気を貰いながら、いまの自分の生き方に辿り着きました。いきなり自分の置かれている環境を変えてみることは、ちょっとハードルが高いかもしれませんが、「もしも自分が雑草だったら」という視点で考えてみると、自分の無駄なこだわりや先入観から少しだけ自由になれるのかも(!?)と感じています。
受講して頂いた方が普段生きて行く上での様々なヒントやこれまでの自分とは全く違う生き方の選択肢を発見して頂ける様な時間になればと思います。
教授の紹介
2019年3月、当時住んでいた家を引き払い、講義「日常を変える道草学」も休止して、全国道草行脚に旅立った「雑草仕掛け人」ことさいとー教授。
旅の記録として記事がアップされていたnote『雑草で、生きていく。』には、「目的、目標はありません。欲望と快楽に身を任せ、最も気持ちの良い私と雑草の交わりを探る、自己満足の極み旅。」という口上と共に、日本全国の雑草たちと戯れる旅の様子が綴られています。
(第1期 募集開始日 2021年6月9日)
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